安田町 (新潟県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 安田町 (新潟県)の意味・解説 

安田町 (新潟県)

(安田村 (新潟県北蒲原郡) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/26 03:49 UTC 版)

やすだまち
安田町
安田町旗
安田町章
安田町旗 安田町章
廃止日 2004年4月1日
廃止理由 新設合併
水原町安田町笹神村京ヶ瀬村阿賀野市
現在の自治体 阿賀野市
廃止時点のデータ
日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
北蒲原郡
市町村コード 15301-0
面積 40.91 km2
(境界未定部分あり)
総人口 10,484
(2003年4月1日)
隣接自治体 水原町笹神村三川村五泉市
町の木 ケヤキ[1]
町の花 ツツジ[1]
安田町役場
所在地 959-2292
新潟県北蒲原郡安田町大字保田1756-1
外部リンク 安田町HP(アーカイブ)
安田町の位置
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

安田町(やすだまち)は、新潟県の北東に存在していた2004年4月、水原町京ヶ瀬村笹神村と合併し、阿賀野市になった。

概要

のまち、新潟県酪農発祥の地として知られる。磐越自動車道カントリーサインには乳牛と瓦が描かれていた[1]

地理

新潟県の北東部に位置し、南を阿賀野川が流れる。磐越自動車道安田ICを有し、国道49号国道290号が交わる。「ダシの風」と呼ばれる東南東の強い局地風が吹く地域である[1]

隣接していた自治体

歴史

町内にはツベタ扇状地にある縄文時代の遺跡「ツベタ遺跡」をはじめ、多くの遺跡が分布している[2]

  • 平安時代 - 白河荘と呼ばれる荘園で、藤原摂関家が支配した。
  • 平安末期 - 城氏が越後守として支配。
  • 鎌倉初期 - 源頼朝が城一族を滅ぼす。関東御家人大見氏(後の水原氏、安田氏、山浦氏)が地頭職として補任。
  • 1598年慶長3年) - 上杉景勝会津転封に伴って安田氏が会津へ去り、村上藩の領地となる[1]
  • 1618年元和4年) - 村上氏が廃絶し、堀直寄の支配となる[1]
  • 1639年寛永16年) - 次男直時が3万石を分与され安田藩主となる[1]
  • 1644年正保元年) - その子直吉が幕府に願い出て、村松に移り安田藩は終わりを迎える[1]
  • 1676年延宝4年) - まち並みが宮町・上町・中町・下町に移る[1]。これは火災対策のためダシの風向きとまち並みが直角になるようにする目的があった[2]
  • 1685年貞享2年) - 「安田」の字や音韻が火災を連想させるとして、保田と改める[1][2]

この後在郷町として六斎市が開かれ、1914年大正3年)磐越西線全通にいたるまで、会津街道の要衝地として栄えた[1]

町村の変遷

安田村 保田町村、新保村、福永新村、丸山新村新田、籠田村、羽多屋新村、澤田新村新田
赤坂村 久保村、六野瀬村、草水村、渡場村
小浮村 小浮村、野田新田、島瀬新田、千唐仁村、布目村、鳥島村

経済

産業

  • 主な産業
窯業 安田瓦、焼き物(安田焼、庵地焼
酪農 ヤスダヨーグルト
  • 工場など
立川ブラインド工業 新潟工場 (創業者・立川孟美の出身地で、名誉町民を受賞)

交通

道路

高速道路
町内にあるインターチェンジ:磐越自動車道安田インターチェンジ
一般国道
町内を走る一般国道:国道49号国道290号

名所・旧跡・観光スポット

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 安田町の概要 - 安田町 - WARP
  2. ^ a b c 吉田東伍が生まれたふるさと - 阿賀野市.2020年12月27日閲覧。
  3. ^ 鉄砲水、二部落襲う『朝日新聞』昭和42年8月29日夕刊、3版、9面
  4. ^ 安田民俗資料館

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「安田町 (新潟県)」の関連用語

安田町 (新潟県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



安田町 (新潟県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの安田町 (新潟県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS