村松駅 (新潟県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/18 21:22 UTC 版)
村松駅 | |
---|---|
![]()
蒲原鉄道村松駅前バスターミナル。
1階が旧村松駅。 |
|
むらまつ Muramatsu |
|
◄西村松 (1.6 km)
(3.2 km) 今泉►
|
|
所在地 | 新潟県中蒲原郡村松町(現・五泉市) |
所属事業者 | 蒲原鉄道 |
所属路線 | 蒲原鉄道線 |
キロ程 | 17.7 km(加茂起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1923年(大正12年)10月20日 |
廃止年月日 | 1999年(平成11年)10月4日 |
写真右側の3階建部分が本社。現在は蒲鉄トラベルの店舗兼定期券発売所となっている
|
村松駅(むらまつえき)は、かつて新潟県中蒲原郡村松町(現、五泉市)に存在した蒲原鉄道の駅。1999年の同社線廃線後も村松駅前バスターミナルとしてそのまま使用されている。
歴史
- 1923年10月20日:当駅 - 五泉駅間開業時に開業。開業当初から当駅駅舎が蒲原鉄道の社屋であった。
- 1930年7月22日:東加茂駅 - 当駅間の延伸開業により中間駅となる。
- 1980年11月6日:道路拡張のため駅舎及び社屋を改築し、新駅舎及び新社屋(現:村松駅前バスターミナル及び蒲原鉄道本社屋)が竣工。旧駅舎は1982年1月28日、北蒲原郡安田町(現:阿賀野市)へ移築復元され、安田民俗資料館[1]の本館[2]となった。
- 1985年4月1日:加茂駅 - 当駅間の廃止により、再び終着駅となる。
- 1999年10月4日:全線廃止により廃駅となる。
駅構造
地上駅。社員配置駅であった。島式1面2線のプラットホームを有し、駅舎とは構内踏切で連絡していた。
駅舎1階の改札口周辺には出札窓口、自動券売機の他、売店、旅行代理店(蒲鉄トラベル村松店)、トイレなどが設けられていた。
また五泉寄りには蒲原鉄道線の車庫が設置されており、車両が留置されていた。線路東側にはバスの車庫が設置されていたが、当線廃止後に線路敷跡及び車庫跡の一部を使用して拡張されている。
そのほかの駅跡地はコンビニエンスストア・ドラッグストアなどの店舗敷地、駐車場として使用されている。
現在の駅周辺
バス
駅自体が蒲原鉄道の本社であるため、現在も建物が残り、旧駅舎正面入口上には「村松駅」の立体文字看板がそのまま掲げられている。
- 村松駅前バスターミナル
このほか、2010年9月30日までは蒲鉄小型バスによる路線バスが運行されていた(詳細は蒲原鉄道#路線の変遷、五泉市ふれあいバス#沿革を参照)。
その他
- 駅周辺の村松町当時の字名「駅前通」は2006年(平成18年)の五泉市・村松町合併後も新自治体に引き継がれ、「五泉市村松駅前通」となっている。
脚注
- ^ 安田民俗資料館 2023年現在、閉館中。
- ^ 旧蒲原鉄道本社社屋 村松駅舎 (本館) 譲与者 蒲原鉄道株式会社懐かしの建物 2004年 安田民俗資料館
隣の駅
関連項目
- 村松駅_(新潟県)のページへのリンク