安田家の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 08:48 UTC 版)
安田 栗之介(やすだ くりのすけ) 次男。ほう作の従兄弟。眼鏡をかけた少年で、垢抜けている典型的な都会っ子。コピーライター志望だというほう作の人物像に期待を寄せていたが、現実とのギャップに驚く。 通っている「大中小学校」でも有名な秀才で、「栗之介様」と呼ばれて多くの女生徒の憧れの的。ほう作、栗之介、阿比留、日和の4人は5年生・6年生時ともに同じクラスであり、6年生の途中で転校してきた姫子も同じクラスになる(経堂は別のクラス)。梨子からは「クリちゃん」と呼ばれている(兄は普通に「桃太郎」と呼ばれている)。 以下安田家の家族の下の名前はすべて果物から命名されている。 安田 柿衛門(やすだ かきえもん) 父。ほう作にとっては義理の叔父にあたり、ほう作からは「おいちゃん」と呼ばれている。ほう作の数々の奇行をなぜか「彼は天才だ!」と評価し、彼をかわいがっている。 その対比として息子の栗之介に対する評価は厳しく、2人を『アマデウス』におけるモーツァルトとサリエリに例えた事もある(経堂に対しても「ほう作くんをアホ呼ばわりする君こそバカ」という発言あり)。 仕事は大日本安田商事の社長だが、本作連載中に発表された読切作品『愛社一丸はかく働き』にも主人公の勤務先の社長役で出演しており『異常天才図鑑』では『ほう作』の最終ページと同時に顔を見ることができる。東京都世田谷区に豪邸を構えている。 安田 梨子(やすだ なしこ) 母。ほう作の父親である傑作の妹で、ほう作にとっては実の叔母である。外見はいかにもな太った中年オバサンで、ブタ鼻を持つ。怒っている時には頭髪が数本トゲのように逆立つのが特徴。 登場当初は田舎者であるほう作を嫌っており、ほう作にとっては最も怖い存在であった。初登場する単行本2巻の終わり〜3巻あたりまでは2人の抗争が物語の軸になっているが、連載が進むにつれてほう作を色々と心配するような描写も増えている。 若い頃の写真によると当時は小太りだが美人だった模様。柿衛門がその写真を持っているのを見たほう作が、柿衛門が浮気をしていると勘違いした事もある。 安田 桃太郎(やすだ ももたろう) 長男。米国留学から帰って来る事になる物語終盤から登場。後述のシュワルツ博士の助手であり、ほう作の天才ぶりに驚いて博士にほう作を引き合わせる事になる。 インディ 安田家の愛犬。犬種はコリー。梨子の帰国当初、ほう作は彼女からこの犬以下の存在のような言われ方をされていた。 インディ自身はほう作にもそれなりになついており、阿比留にいじめられたほう作が彼を打倒すべく始めた特訓に付き合ったりもしている。
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