守たちの過去の異世界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 22:42 UTC 版)
「盾の勇者の成り上がり」の記事における「守たちの過去の異世界」の解説
尚文たちが村の異変によって飛ばされた、先代盾の勇者である城野守が召喚されていた過去の世界。当時は波による一回目の世界融合によって、盾の世界と弓の世界が融合した世界であり、まだ剣と槍の世界とは融合していない。そのため聖武器の所有者は四聖勇者ではなく、双聖の勇者や聖武器の勇者と呼ばれていた。過去の世界であるため、未来では絶滅、絶滅寸前の魔物が多く住み着いている。またフィロリアルは、まだ存在していない。ハクコ種も人里離れたところに生息していたのか守たちは知らなかった。未来では残されていなかったが、波やその先兵に関する情報は把握されている。 当時の聖武器は盾と弓。眷属器は槌、ツメ、鞭、馬車。 守護獣は朱雀がいたことが明かされている。 シルトラン 城野守を召喚した国で、後にシルトヴェルトとなる国。「古代シルトラン国」とも呼ばれ、古代シルトヴェルトよりも前の亜人・獣人の国。尚文たちは、風景がどことなく似ていると感じている。 建物はメルロマルクと比べて古臭く、波や敵国との戦争による爪痕が残っている。造りが粗い石造りと木造の混合家屋の町並みであり、メルティによると建築方式がヴァニラ形式と呼ばれる物とは少し違うもの。城は未来のシルトヴェルトと比べて小さく、後に戦火の影響で消滅してしまったらしく、未来に残っていない。亜人・獣人はおとなしい人種のものが多く、大柄なものがあまりいない。王様は城の魔術師の裏切りによって殺され、大臣が代表として公務を行っている。 ピエンサ 先代の弓の勇者が所属している過去の世界の大国。 力で何でも解決している国であり、自国の正義こそが世界の正義という認識の国で、未来にも横暴な態度で暴れていた国として語られている。過去の勇者が建築した国の跡地である聖地を領土にしたいと思っており、シルトランに対して様々な理由で戦争を仕掛けてきている。先代の弓の勇者の方針によってドラゴン部隊が結成されており、最終的にはシルトヴェルトに戦争で負けて滅ぼされている。弓の勇者が三勇教に溶け込めたのはピエンサの末裔を取り込んだからと推測している。 クテンロウ 東にある島国。当時から存在しており、この時代では天命は勇者の調停者として真っ当な活動をしている。 聖地 かつて波に挑む初代の盾と弓の勇者によって作った国の跡地。尚文の時代ではフィロリアルの聖域(三勇教事件の際に、フィトリアが尚文たちを連れていったの場所)となっている。朱雀によって一夜のうちに滅ぼされたと語られており、政治的な腐敗が進んでいたため粛清の炎だったと昔話の教訓にされていた。尚文の時代では風化して滅んだ理由が不明となっていた。 ピエンサは勇者が残した武器や魔法、力が眠っていると思っており、この場所を欲しているが、守たちはそのようなものは見つけていない。馬車の眷属器の安置場所となっている。 ヴシール 聖地を管理している村。初代の盾と弓の勇者の仲間の末裔であるリザードマンやンテ・ジムナ種が暮らしている。
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