宇宙の階層構造とは? わかりやすく解説

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宇宙の階層構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 12:10 UTC 版)

宇宙」の記事における「宇宙の階層構造」の解説

地球惑星のひとつであり、周囲に月が回っている。いくつかの惑星太陽周り回っている。太陽とその周りを回る惑星、その周りを回る衛星、そして準惑星小惑星彗星太陽系構成している。 太陽のように自ら光っている星を恒星という。恒星集まって星団形成し恒星星団集まって銀河形成している。銀河含まれる恒星の数は、小さ銀河1000万程度巨大な銀河では100兆個に達するものもあると見られている。 銀河単独存在することもあるし、集団存在することもある。銀河集団は、銀河群銀河団呼ばれる。それらがさらに集まったものは超銀河団呼ばれる。さらに巨視的には、いくつも超銀河団が壁状あるいは柱状連なったようになっていて、これを銀河フィラメントと呼ぶ。壁状のものは特に銀河ウォールもしくはグレートウォールなどとも呼ぶ。銀河ウォール銀河フィラメント周囲には銀河がほとんど存在しないような空虚な大空間が広がっていて、この空間超空洞ボイド)と呼ぶ。現在の科学で観測されうる最大宇宙構造がこの超空洞銀河フィラメント重層構造であり、これを宇宙の大規模構造と呼ぶ。この構造は面と空洞から成ることから「宇宙の泡構造」としてよく表現される。 我々の住む銀河は、銀河系あるいは天の川銀河呼ばれ2000億~4000億個の恒星存在している。天の川銀河直径10万光年ほどの大きさで、地球から見ると文字通り天の川となって見える。星座を形づくるような明るい星は地球近傍にある星であり、ほとんどは数光年から千数百光年ほどの距離にある。 天の川銀河所属する銀河群は局所銀河群呼ばれ局所銀河群おとめ座超銀河団一員である。また、おとめ座超銀河団は、「うお座・くじら座超銀河団Complexという名の長さ10億光年銀河フィラメント一部である。なお、超銀河団枠組みとしては、おとめ座超銀河団より大きな範囲となるラニアケア超銀河団設定すべきとの考えもある。ラニアケア超銀河団中心には、グレートアトラクター呼ばれる巨大な重力源存在しおとめ座超銀河団も、それにより引きつけられている。ただし、宇宙膨張によって引き離される力のほうが大きいので近づいているわけではない地球から観測可能な範囲(光が届く範囲)には、少なくとも1700億個の銀河存在する考えられている。 Constituent spatial scales of the observable universeこのダイアグラム宇宙視る視野を、まず地球あたりだけに焦点をあてた状態から始めて次第大規模なスケールへと変化させている。各写真視野スケールは、左から右へと、そして上から下へと大きくなる

※この「宇宙の階層構造」の解説は、「宇宙」の解説の一部です。
「宇宙の階層構造」を含む「宇宙」の記事については、「宇宙」の概要を参照ください。

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