妾とは? わかりやすく解説

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しょう【×妾】

読み方:しょう

[音]ショウセフ)(呉)(漢) [訓]めかけ わらわ

めかけ。「妾宅愛妾妻妾侍妾蓄妾婢妾(ひしょう)」


しょう〔セフ〕【×妾】

読み方:しょう

【一】[名]めかけ。そばめ。

【二】[代]一人称人代名詞女性自分へりくだって言う語。わらわ。

「—は一層学芸に心を籠め」〈福田英子妾の半生涯


め‐かけ【×妾/目掛(け)】

読み方:めかけ

目をかけるところから》正妻のほかに、愛し養う女性二号。「—を囲う

ひいきにすること。また、そのもの

不断—の浜側の色宿に昼過ぎより入らせられ」〈浮・曲三味線・三〉


て‐かけ【手掛(け)/手懸(け)】

読み方:てかけ

器物の、手をかける所。「—穴」「—金物

《手をかけて愛する者の意。「妾」とも書く》めかけ。そばめ。


わらわ〔わらは〕【私/×妾】

読み方:わらわ

[代]《「わらわ(童)」の意から》一人称人代名詞女性へりくだって自分をいう語。近世では、特に武家の女性が用いた


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 10:26 UTC 版)

(めかけ、しょう)とは、婚姻した男性が、以外にも囲う女性のことで、経済的援助を伴う愛人を指す。


注釈

  1. ^ 民法第796条により配偶者のある者が養子縁組をする場合は配偶者の同意を必要とする。
  2. ^ 「等親」は、「親等」とは別のもので「親等」は世代を数えるだけなのに「等親」は間柄の尊卑(そんぴ)親疎(しんそ)を現したものである。「親等」では配偶者(夫や妻)は世代の問題ではないので数えない。新律綱領では「夫」は「一等親」である。

出典

  1. ^ Schuessler, Axel (2007), ABC Etymological Dictionary of Old Chinese, Honolulu: University of Hawaii Press, p. 311, ISBN 978-0-8248-2975-9 
  2. ^ ”. 言語由来辞典. ルックバイス (2019年). 2019年9月16日閲覧。
  3. ^ 文字文化研究所 認定教本 (2019年). “第21回 人の形から生まれた文字〔5〕 女の人の姿(2)”. ジャパンナレッジ. 2019年9月16日閲覧。
  4. ^ 于省吾 (1996), 甲骨文字詁林, 北京: 中華書局, pp. 2500–2501, ISBN 7-101-01430-5 
  5. ^ 蔡一峰 (2015). "《説文》"䇂""辛"二部及相関諸字芻議". 古文字論壇. 1: 353–371.
  6. ^ 于省吾 (1943), 双剣誃古文雑釈, 大業印刷局, p. 2 
  7. ^ 周忠兵 (2011). "従甲骨金文材料看商周時的墨刑". 出土文献与古文字研究. 4: 14–32.
  8. ^ デジタル大辞泉小学館
  9. ^ 村上 一博「明治前期における妾と裁判」法律論叢, 明治大学法律研究所, 1998, 71,pp.3-6
  10. ^ a b c d 「第7回 「アルナイ(二号さん)村」が生まれてしまう“悲劇” 中国は、政治と経済を切り離しすぎた」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年5月9日付配信


「妾」の続きの解説一覧

妾(わらわ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 13:40 UTC 版)

日本語の一人称代名詞」の記事における「妾(わらわ)」の解説

詳細は「わらわ」を参照 女性謙譲一人称で、語源は「童(わらわ)」。貴人近づき奉仕する入れ墨ほどこされ女性腰元侍女)。近世では特に武家の女性が用いた。「童」は目の上入れ墨をされ、重い袋を背負わされた奴隷の意味表し転じてわらべの意味をも表す。フィクションにおいて女王女性貴族など尊大な演出として使う場合がある。

※この「妾(わらわ)」の解説は、「日本語の一人称代名詞」の解説の一部です。
「妾(わらわ)」を含む「日本語の一人称代名詞」の記事については、「日本語の一人称代名詞」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2017/06/24 05:41 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. めかけ正妻以外で、妻同様に扶養する女性
  2. (わらわ)女性の古い謙称

熟語


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「妾」の例文・使い方・用例・文例

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