大祝家本神氏系図とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 大祝家本神氏系図の意味・解説 

大祝家本神氏系図

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 01:13 UTC 版)

諏訪氏」の記事における「大祝家本神氏系図」の解説

神氏系図大祝家本)』(『神氏系図一族系図名義で『諏訪史料叢書28』に収録)の後書部分によると、 科野国造・健甕富命が死んだ後に、茨木国造・許々意命は新たに科野国造拝命したが、非道な人間であったため、建御名方神の子伊豆早雄命の後裔健隈照命が彼を放逐して、自ら科野国造就任し、健甕富命の娘を娶った神氏始祖は有員ではなく健隈照命後裔五百の子神子(熊子)であり、有員はその子孫にあたる。 寺田鷲尾2010年平成22年))はこの記述怪しいと見て、「異本阿蘇氏系図関連する金刺氏系図から、神氏の側が捏造した可能性もある」と評価している(ただし、金刺氏系図が『神氏系図』の内容剽窃した可能性なくはない指摘している。)。 神代の事は幽邈にして記し難し。伝へて曰く諏訪大明神は、天照大神の御弟・健早須佐之男命の六世孫・大名持命第二子御名方富命神是れなり。尊神、父大神大造の功を輔け国土経営す。終に天祖の命を奉り、之れを皇孫の命に譲り永く此の国鎮座す。 子・伊豆早雄命の十八世の孫、健国津見命の子健隈照命科野国造・健甕富の女を妻る。健甕富命の子・諸日別命、幼くして父を亡くす。是れに於て茨木国造・許々意命、磯城島天皇御宇科野国造拝す。許々意命、綏撫の道を失ひ、健隈照命、之れを逐ひ、竟に襲ふ。国造九世孫・五百足常時尊神敬事す。一日夢に神告有り、「汝の妻・兄弟部、既に姙れり、身分娩せば必ず男子挙ぐ成長し将に之れに憑み有らんと欲せば、汝宜し鍾愛すべし。」夢覚めて後、之れを妻・兄弟部に語る。兄弟部亦夢を同じくし、怪しみ且つ慎み、後に果して男子産す因りて神子(くまこ)と名づく。亦熊子と云ふ。 神子八歳の時、尊神化現し、御衣神子脱ぎ着せ、「吾に体無し、汝を以て体と為す」と神勅有りて、御身を隠す。是れ則ち御衣着祝(みそぎはふり)・神氏有員の始祖なり。用明天皇御宇二年、神子社壇湖南山麓構ふ。(以下略、原漢文) 『大祝家本神氏系図』後書系図化 [建御名方神後裔御名方富命神(諏訪大明神伊豆早雄命 17代略 健国津見命 [科野国造家]健甕富命(死後茨木国造・許々意命が科野国造就任健隈照命(許々意命に代わり科野国造となる) 女 諸日別命(科野国造職に就かず8代五百兄弟神子(熊子) 神代 弟兄子 国積 麿 狭田野 高取(豊麿) 生足(繁) 豊足(清主) 大祝・有員(武麿)

※この「大祝家本神氏系図」の解説は、「諏訪氏」の解説の一部です。
「大祝家本神氏系図」を含む「諏訪氏」の記事については、「諏訪氏」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「大祝家本神氏系図」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大祝家本神氏系図」の関連用語

大祝家本神氏系図のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大祝家本神氏系図のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの諏訪氏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS