大口径狙撃銃の開発とは? わかりやすく解説

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大口径狙撃銃の開発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 14:23 UTC 版)

対物ライフル」の記事における「大口径狙撃銃の開発」の解説

ミュンヘンオリンピック事件における警察側作戦上の失敗などから、1キロメートル超の距離からの狙撃能力や、強化ガラス航空機キャノピー貫通できる弾頭威力のある火器が必要とされることが認識され対テロ特殊部隊における大口ライフル需要発生した。これらの理由複合的に検討され結果、再び.50口径(12.7mm)級のライフル開発されるうになる2017年6月23日カナダ軍特殊部隊は、狙撃兵が3540メートル離れた距離から、マクミランライフル銃「TAC-50」を使用し過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIL)」の戦闘員狙撃することに成功した発表した狙撃成功世界最長記録となる。 この種類火器として最も実績挙げたバレットM82が、スウェーデン軍地雷IED除去目的で「対物銃」として最初納入されたため、それ以後は同クラス弾薬用いライフルそのように呼ばれるようになっていった。湾岸戦争アフガニスタン紛争イラク戦争など開けた場所が多い戦場で、アメリカ陸軍アメリカ海兵隊バレットM82などによる遠距離狙撃戦果挙げた戦時対物ライフルによる対人狙撃は、ハーグ陸戦条約禁止されている「不必要な苦痛与え兵器」に該当している説が出ることもあるが、明示的にこれも含めて条約該当している部分はない。一部の12.7mm弾などが人体への発射経て体内炸裂する場合炸裂弾禁止したサンクトペテルブルク宣言英語版)に抵触するとされるものの、対物攻撃場合区別できず、規制には至っていない。

※この「大口径狙撃銃の開発」の解説は、「対物ライフル」の解説の一部です。
「大口径狙撃銃の開発」を含む「対物ライフル」の記事については、「対物ライフル」の概要を参照ください。

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