大口径化モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:08 UTC 版)
1980年代後半、アメリカ合衆国の警察では9x19mmパラベラム弾のストッピングパワーに不足を感じていたことから、より強力な実包を使用した拳銃が市場に投入されつつあった。これに対応して、MP5でも、これらの実包を使用する派生型が開発された。 MP5/10(MP10) 10mmオート弾を使用するモデル。大口径化に伴って内部構造を強化したほか、ボルトストップを装備した。またマガジンは、弾薬重量の増加を補うため合成樹脂製として軽量化したほか、残弾確認できるように半透明になっている。1992年に発売され、FBIが5,000挺を調達したものの、需要の低迷のために生産終了となり、予備部品の供給も終了している。 MP5/40 .40S&W弾を使用するモデル。設計はMP5/10と同様で、やはり同時に1992年に発売された。 MP5/357 .357SIG弾を使用するモデル。基本的にはMP5/40のバレルを交換したのみのものである。
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