大クラッシュ、そしてレース復帰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:44 UTC 版)
「長屋宏和」の記事における「大クラッシュ、そしてレース復帰」の解説
2002年10月13日に鈴鹿サーキットで行われたF1世界選手権日本グランプリ前座レースのフォーミュラ・ドリームに全日本F3ドライバーとしてゲスト参戦した。しかしレース2周目のスプーンカーブ手前で、英国F3から同じくゲスト参戦していた細川慎弥のマシンと接触。細川のマシン後輪に乗り上げフロントノーズからサンドトラップに着地した。衝撃が吸収されなかったマシンは縦に6回転半したのち、タイヤバリアを飛び越え、中継用カメラの櫓にぶつかり(カメラマンは幸いにも難を逃れた)さらにその後方の観客席フェンス上部へと衝突した。この大クラッシュで頸髄損傷四肢麻痺の重度障害者となる。 鈴鹿中央病院に1ヶ月半、東京厚生年金病院に半年、国立リハビリテーションセンター病院に半年、シアトルのユニバースシティーワシントン病院に3か月、国立リハビリテーションセンター病院に半年入院。 退院後、2004年12月5日、無限プレイングカートフェスティバルでレース復帰。指の使えないドライバーがカートレースに出場し無事完走という世界初の快挙を成し遂げる。 2005年5月、「いつも自分の好きな洋服を着たい」という気持ちから、既製服補正業28年の実績をもつ、母・恵美子の技術と、自身のアイデアを組み合わせ、チェアウォーカー(車椅子生活者)・ファッションブランド「ピロレーシング」を立ち上げる。 同年9月、ピロレーシングファッションショーを開催し、TBS「夢の扉 〜NEXT DOOR〜」で取り上げられ注目を集める。お尻に縫い目のない、チェアウォーカーにやさしいだけでなくファッションとしてもクオリティの高いジーンズを開発・販売。現在、ピロレーシングの商品開発に取り組みながら、F1チャンピオンの夢に向かい訓練を続けている。 2010年8月12日、富士スピードウェイでK4-GPに出場し完走。同年9月11日、三越銀座店4階に常設店舗「リフォームサロン アトリエロングハウス」出店。 ファウスト A.G. アワード2010社会貢献活動賞受賞。 2012年、レッドブルボックスカートレース参戦。 2013年、人間力大賞グランプリ受賞、内閣総理大臣奨励賞受賞。 2014年、秋の園遊会に参列。天皇陛下からお言葉を頂く。 2015年、2016年、ツインリンクもてぎで開催のK-TAIエンジョイクラスにレース参戦。 また、全国各地で講演活動を行っている。
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