大クス付近の整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 08:01 UTC 版)
「阿豆佐和気神社の大クス」の記事における「大クス付近の整備」の解説
来宮神社は、「御祭神五十猛命遷座一三〇〇年奉祝記念事業」として境内の緑化事業に着手した。その一環として、大クスへの参道「楠への小路」の造成工事を実施している。 参道は全長約100メートルで、両脇には従来生えていたマダケやモウソウチクに加えて、アオキ・ヤツデ・オカメザサ・ツワブキなど日本古来の植物を中心として「祝い」や「災い除け」の意味を持つ植物約6000株を植栽した。これは視覚効果に配慮したもので、植物の緑を楽しみながら参道を抜けたところで目前に大クスがその姿を現すように構成したものである。さらに雨天時の水はけを考慮に入れて、人の通る部分を珪藻土で舗装している。 2016年(平成28年)から始まった工事は、2018年(平成30年)8月14日に完了し、宮司らが神事と通り初めを行った。宮司は「今後とも、多くの皆様が気持ち良くお参りできる境内環境づくりに努めていきたい」と語っている。 大クスと神社の境内は、17時から23時まで約140個の照明でライトアップされている。これは来宮神社が全国の神社に先駆けて夜間の参拝者に配慮して2012年(平成24年)から開始したもので「川のせせらぎのもと自然を感じ、心くつろげる空間」を創ったものという。
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