壊滅寸前〜起死回生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/16 04:31 UTC 版)
「第一次ベルナの戦い」の記事における「壊滅寸前〜起死回生」の解説
岩場まで撤退していたナルニア軍だが、大将であるピーターペベンシーは小人族の弓矢兵により自身が乗っていたユニコーンが射られ、落馬してしまう。それに気がついたオレイアスは側にいたサイと共に、ピーターを庇うため、追撃してくる魔女軍団に向かって突進した。オレイアスは魔女軍の将軍オトミンを討ち、その勢いで白い魔女に一騎討ちを仕掛けるも敢なく敗れ、石にされてしまう。オレイアスの勇気ある反撃も虚しく、ナルニア軍は押される一方であった。ピーターペベンシーは他の3人の兄弟を守るべく、エドマンドに戦場から離脱し、二人の姉妹と共にロンドン(つまり、ナルニアの世界から離れ人間の世界に戻る)へ帰るよう促し、自分はナルニアと共に戦い抜く決意をした。エドマンドは、道中世話になっていたビーバー夫妻に手を引かれ戦場から離脱しようとしていたが、白い魔女がピーターの方に歩みやっているのを見てしまい、ビーバーの手を振り切って白い魔女に襲い掛かった。魔女はそれを避け、魔法の杖(これで突けば相手は石化する)でエドマンドを突こうとしたもののエドマンドはそれを避けきり、剣でそれを破壊した。しかし、魔女はその半壊した杖でエドマンドの腹部を突き、エドマンドは気絶してしまう。 エドマンドが魔女にやられるのを見たピーターは、怒りのあまり、魔女に向けて走り出し、魔女を守ろうとしたミノタウロスを一撃で突き倒し、魔女に向けて剣をふるいかざした。ピーターは苦戦しつつも魔女とやり合い、白熱した一騎討ちを繰り広げていた。 そんな中、先の取り決めでエドマンドの身代わりとして殺したはずのアスランが、魔女が施した呪文のスペルミスにて殺し切れていなかったために復活し、これまでの数々の戦いや迫害にて石化されていた多くのナルニアの民を生き返らせ援軍として駆けつけた。アスランは戦場となった岩場の天辺に駆け上り、大地を震え上がらせるほどの雄叫びをもって、敗れかけていたナルニア軍を奮い立たせ、魔女の軍団に向けて駆け下りた。魔女の軍団は総崩れになり、焦った魔女がピーターを殺そうと最後の一振りを挙げた瞬間、アスランが魔女に飛びかかり、魔女を絶命させた。
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