塩町_(掛川市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 塩町_(掛川市)の意味・解説 

塩町 (掛川市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/13 21:05 UTC 版)

日本 > 静岡県 > 掛川市 > 塩町 (掛川市)
塩町
大字
塩町の航空写真
(2020年6月16日撮影)
北緯34度46分17.58558秒 東経138度1分7.18666秒 / 北緯34.7715515500度 東経138.0186629611度 / 34.7715515500; 138.0186629611座標: 北緯34度46分17.58558秒 東経138度1分7.18666秒 / 北緯34.7715515500度 東経138.0186629611度 / 34.7715515500; 138.0186629611
日本
都道府県  静岡県
市町村 掛川市
人口情報(2024年3月末日[1]
 人口 178 人
 世帯数 81 世帯
郵便番号 436-0076
市外局番 0537(掛川MA
ナンバープレート 浜松
ウィキポータル 日本の町・字
ウィキポータル 静岡県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

塩町(しおまち、英語: Shiomachi)は、静岡県掛川市にある大字

地理

静岡県掛川市の北部に位置する。合併前の旧掛川市においては南部に位置していた。南北に広がる大字である。全域が平地であり住居や商店が集積している。北から東に向かって静岡県道37号掛川浜岡線が貫いており、南西端で静岡県道38号掛川大東線に接している。南部においてはJR東海道新幹線やJR東海道本線が通過している。また、西端で神代地川と接している。

近隣には大字の名称と集落の名称とが一致しない地が散見されるが、塩町においては大字としての住所表記は「塩町」[2]と記されるのに対し、集落としては他の大字とともに「町東部」[3]を構成している。なお、大字としての塩町に関する一帯には、掛川市の自治区である塩町区が置かれている[4]。塩町区は神明宮の氏子区域であり[5]掛川祭にて手踊りとして「浦島」[6]を披露することでも知られている。

河川

  • 神代地川

歴史

塩町と呼ばれている地は、もともとは遠江国佐野郡掛川宿の一部であった[7]。具体的には、掛川宿のうち塩町が、のちの大字としての塩町に該当する[8]。掛川宿は、山内氏領となったが[9]江戸時代に入ると掛川藩領となった[9]明治元年には駿府藩領となり[9]、明治2年には静岡藩領となった[9]。この掛川宿の塩町が、のちの大字としての塩町に該当する[8]

町村制が施行された1889年(明治22年)に掛川宿は下俣町、十九首町、仁藤村の大部分、大池村の一部、葛川村の一部と合併することになり、掛川町が発足した。その後の度重なる市町村合併を経て、この地は掛川市の一部となった。

地名の由来

掛川宿の塩町は、遠江国榛原郡川崎町村にて製造された塩を販売していたことから[8]、それに因んで「塩町」[8]と呼ばれるようになった。なお、掛川宿の塩町は、相良湊や川崎湊から掛川宿へと至る街道にも沿っており[8]、この街道は「塩の道」とも呼ばれている[10]

沿革

  • 1871年 - 佐野郡静岡県に移管。
  • 1871年 - 佐野郡が浜松県に移管。
  • 1876年 - 佐野郡が静岡県に移管。
  • 1889年 - 静岡県佐野郡掛川宿、下俣町、十九首町、仁藤村の大部分、大池村の一部、葛川村の一部が合併して掛川町を設置。
  • 1896年 - 静岡県佐野郡、城東郡が合併して小笠郡を設置。
  • 1954年 - 静岡県小笠郡掛川町が曽我村東山口村を編入して掛川市を設置。

世帯数と人口

2024年(令和6年)3月末日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
塩町 81世帯 178人

事業所

2021年(令和3年)現在の事業所数と従業員数は以下の通りである[11]

大字 事業所数 従業員数
塩町 35事業所 166人

小・中学校の学区

公立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[12][† 1]

自治区 小学校 中学校
塩町区 掛川市立第一小学校 掛川市立東中学校

交通

バス

道路

施設

  • 塩町公会堂[13]

その他

郵便

警察

警察の管轄区域は以下の通りである[14]

番地 警察署 交番・駐在所
全域 掛川警察署 掛川駅前交番

消防

消防の管轄区域は以下の通りである[15]

番地 消防署・分署 消防団分団
全域 中央消防署 第一分団

自衛隊

陸上自衛隊の管轄区域は以下の通りである[16]

番地 方面隊 師団・旅団 部隊
全域 東部方面隊 第一師団 第三十四普通科連隊

脚注

註釈

  1. ^ 静岡県掛川市のうち旧掛川市においては、自治区ごとに小・中学校の学区が定められている[12]

出典

  1. ^ a b 令和6年3月末日現在掛川市人口・世帯数』8頁。
  2. ^ a b 「サ行」『郵便番号 4360076 の検索結果 - 日本郵便日本郵便
  3. ^ 「地図表示」『町東部 (2221301012) | 農業集落境界データセット情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設人文学オープンデータ共同利用センター
  4. ^ 「地区・自治区・小区――掛川区域」『地区・自治区・小区 掛川区域 - 掛川市掛川市役所、2020年4月8日。
  5. ^ 掛川市著『掛川市歴史的風致維持向上計画』2018年1月、79頁。
  6. ^ 掛川市著『掛川市歴史的風致維持向上計画』2018年1月、98頁。
  7. ^ 平凡社稿「掛川宿」『掛川宿(かけがわしゆく)とは? 意味や使い方 - コトバンクDIGITALIO・C-POT。
  8. ^ a b c d e 「塩町」『塩町(しおまち)とは? 意味や使い方 - コトバンクDIGITALIO・C-POT。
  9. ^ a b c d KADOKAWA稿「掛川宿(近世)」『解説ページ』エア。
  10. ^ 「小貫屋(塩問屋跡)」『塩の道「掛川」 - 観光サイト』掛川市移住定住推進係・文化・スポーツ振興課。
  11. ^ 「経済センサス‐活動調査/令和3年経済センサス‐活動調査/事業所に関する集計――産業横断的集計――事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)」『経済センサス‐活動調査 22 静岡県 31 経営組織(2区分)、産業(中分類)別全事業所数及び男女別従業者数-市区町村、町丁・大字 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口統計センター
  12. ^ a b 「掛川市内小・中学校通学区一覧」『掛川市内小・中学校通学区一覧 - 掛川市掛川市役所、2025年4月1日。
  13. ^ 「塩町公会堂」『塩町公会堂 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  14. ^ 「掛川駅前交番」『掛川駅前交番|静岡県警察』静岡県警察本部、2025年7月1日。
  15. ^ 掛川市消防本部編集『消防年報』令和2年版、掛川市消防本部、2021年4月、69頁。
  16. ^ 「第34普通科連隊」『陸上自衛隊 第1師団 第34普通科連隊第1師団

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  塩町_(掛川市)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「塩町_(掛川市)」の関連用語

塩町_(掛川市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



塩町_(掛川市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの塩町 (掛川市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS