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西大渕

読み方:ニシオオブチ(nishioobuchi)

所在 静岡県掛川市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒437-1304  静岡県掛川市西大渕

西大渕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/04 10:05 UTC 版)

日本 > 静岡県 > 掛川市 > 西大渕
西大渕
大字
横須賀城址
(2015年3月中旬撮影)
北緯34度40分32.25331秒 東経137度58分56.52113秒 / 北緯34.6756259194度 東経137.9823669806度 / 34.6756259194; 137.9823669806座標: 北緯34度40分32.25331秒 東経137度58分56.52113秒 / 北緯34.6756259194度 東経137.9823669806度 / 34.6756259194; 137.9823669806
日本
都道府県  静岡県
市町村 掛川市
人口情報(2024年11月末日[1]
 人口 2,741 人
 世帯数 1,196 世帯
郵便番号 437-1304
市外局番 0537(掛川MA
ナンバープレート 浜松
ウィキポータル 日本の町・字
ウィキポータル 静岡県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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西大渕(にしおおぶち、英語: Nishiōbuchi)は、静岡県掛川市にある大字

地理

遠州横須賀三熊野神社大祭での東新町の山車

静岡県掛川市の南部に位置する。合併前の旧大須賀町においては中央部に位置していた。飛地が多く、南北に細長くばらばらに散らばった形状の大字であり、隣接する大字である横須賀などと複雑に入り組んでいる。

小笠山の山麓に位置しており、北はほとんどを山地となっているが、南には平地が広がっている。北は山林に覆われているが、南には田畑が広がり人家や商店も多い。

大字としての住所表記では「西大渕」[2]と記されるが、集落としては「西大谷」、「横須賀東」、「横須賀中」、「横須賀西」、「西大渕」、「川原崎」、「今沢」が他の大字と複雑に入り組んだ状態で置かれている。

山岳

河川

  • 坊主淵川
  • 小川
  • 西大谷川
  • 丸池川
  • 下紙川
  • 弁財天川

歴史

西尾忠方の書による『横須賀城址』の碑

西大渕と呼ばれている地は、もともとは自然村である遠江国城東郡西大淵村の一部であった[3][† 1]江戸時代に入り井上正利横須賀藩の藩主になると、西大淵村の農家や寺院を立ち退かせたうえで[3]、一番町、二番町、三番町を設けて侍町とした[3]。さらに横須賀城下が整備されるに伴い町屋が増えてきたことから[3]、西大淵村の村域はどんどん狭まっていった[3]

町村制の施行に伴い、西大淵村は横須賀町や沖之須村や山崎村の一部と合併することになり、大須賀村が発足した。その後の度重なる市町村合併を経て、1973年(昭和48年)4月よりこの地は大須賀町の一部となった[3]。のちに大須賀町が掛川市、大東町と合併することになり、2005年(平成17年)4月よりこの地は掛川市の一部となった。区画整理に伴い、大字である西大渕の一部は横須賀の一部とともに分離独立することになり、2013年(平成25年)10月19日に大字として洋望台が設置された[4]

沿革

江戸時代に描かれた「遠江國」(『天保國繪圖』天保9年)。城東郡の村は薄桃色で示されており「西大渕村」がみえる
  • 1871年 - 城東郡静岡県に移管。
  • 1871年 - 城東郡が浜松県に移管。
  • 1876年 - 城東郡が静岡県に移管。
  • 1889年 - 静岡県城東郡横須賀町、西大淵村、沖之須村、山崎村の一部が合併して大須賀村を設置。
  • 1896年 - 静岡県佐野郡、城東郡が合併して小笠郡を設置。
  • 1914年 - 静岡県小笠郡大須賀村が町制施行して横須賀町を設置。
  • 1956年 - 静岡県小笠郡横須賀町、大淵村が合併して大須賀町を設置。
  • 2005年 - 静岡県掛川市、小笠郡大東町、大須賀町が合併して掛川市を設置。
  • 2013年 - 静岡県掛川市の大字として洋望台を設置[4]

世帯数と人口

2024年(令和6年)11月末日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
西大渕 1196世帯 2741人

事業所

2021年(令和3年)現在の事業所数と従業員数は以下の通りである[5]

大字 事業所数 従業員数
西大渕 129事業所 1363人

交通

道路

施設

三熊野神社
三熊野神社の拝殿
清水邸庭園
湧水亭

史跡

横須賀城の全景

その他

郵便

  • 郵便番号:437-1304[2](集配局:大須賀郵便局)

警察

警察の管轄区域は以下の通りである[18]

番地 警察署 交番・駐在所
全域 掛川警察署 大須賀交番

ギャラリー

脚注

註釈

  1. ^ 静岡県掛川市大字としては「西大渕」[2]と表記されるが、遠江国城東郡自然村としては「西大淵村」[3]と表記されることが多い。

出典

  1. ^ a b 令和6年11月末日現在掛川市人口・世帯数』。
  2. ^ a b c 「郵便番号・住所」『静岡県 掛川市 西大渕の郵便番号 - 日本郵便日本郵便
  3. ^ a b c d e f g 平凡社稿「西大淵村」『西大淵村(にしおおぶちむら)とは? 意味や使い方 - コトバンクDIGITALIO・C-POT。
  4. ^ a b 「10月19日(土)から洋望台土地区画整理地内の住所が変わります」企画調整課秘書広報室編集『広報かけがわ』158号、掛川市役所、2013年10月、21頁。
  5. ^ 「経済センサス‐活動調査/令和3年経済センサス‐活動調査/事業所に関する集計――産業横断的集計――事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)」『経済センサス‐活動調査 22 静岡県 31 経営組織(2区分)、産業(中分類)別全事業所数及び男女別従業者数-市区町村、町丁・大字 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口統計センター
  6. ^ 「掛川市役所大須賀支所」『掛川市役所大須賀支所 - 掛川市掛川市役所、2015年7月28日。
  7. ^ 「大須賀中央公民館」『大須賀中央公民館 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  8. ^ 「汐見ヶ丘公民館」『汐見ヶ丘公民館 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  9. ^ 「新屋町公民館」『新屋町公民館 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  10. ^ 「沢上町公民館」『沢上町公民館 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  11. ^ 「西田町公民館」『西田町公民館 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  12. ^ 「今沢公民館」『今沢公民館 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  13. ^ 「川原町公会堂」『川原町公会堂 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  14. ^ 「西大谷公会堂」『西大谷公会堂 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  15. ^ 「西本町公会堂」『西本町公会堂 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  16. ^ 「川原崎公会堂」『川原崎公会堂 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  17. ^ 「ビレッジハウス大須賀集会所」『ビレッジハウス大須賀集会所 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  18. ^ a b 「大須賀交番」『大須賀交番|静岡県警察』静岡県警察本部、2024年12月25日。
  19. ^ a b 掛川市消防団規則(平成17年4月1日掛川市規則第136号)別表第1。
  20. ^ 「大須賀運動場」『大須賀運動場 - 掛川市家庭の避難計画』掛川市危機管理課。
  21. ^ 「詳細情報」『清水邸庭園 - 観光サイト』掛川市観光・シティプロモーション係・文化・スポーツ振興課。
  22. ^ a b 「横須賀城跡」『横須賀城跡 - 掛川市掛川市役所、2017年10月6日。
  23. ^ 「柏平汐見ヶ丘公園」『柏平汐見ヶ丘公園 - 掛川市掛川市役所、2014年11月21日。
  24. ^ 「河原町ポケットパーク」『河原町ポケットパーク - 掛川市掛川市役所、2014年11月21日。
  25. ^ 「三熊野神社」『三熊野神社 - 静岡県神社庁』静岡県神社庁。
  26. ^ 「古楠神社」『古楠神社 - 静岡県神社庁』静岡県神社庁。
  27. ^ 「水門神社」『水門神社 - 静岡県神社庁』静岡県神社庁。
  28. ^ 「愛宕神社」『愛宕神社 - 静岡県神社庁』静岡県神社庁。
  29. ^ 「詳細情報」『普門寺 - 観光サイト』掛川市観光・シティプロモーション係・文化・スポーツ振興課。
  30. ^ 「窓泉寺」『窓泉寺 - 観光サイト』掛川市観光・シティプロモーション係・文化・スポーツ振興課、2016年1月29日。
  31. ^ 「本源寺」『本源寺 - 観光サイト』掛川市観光・シティプロモーション係・文化・スポーツ振興課、2014年11月28日。

関連項目



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