MIM-14 (ミサイル)
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ナイキ・ハーキュリーズ(英語: Nike-Hercules)は、アメリカ陸軍が運用していた地対空ミサイル。当初の制式名はSAM-A-25で後にMIM-14に改称、計画名も当初はナイキBだったものが後にナイキ・ハーキュリーズと改称された。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y Cullen & Foss 1992, pp. 290–291.
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- 1 MIM-14 (ミサイル)とは
- 2 MIM-14 (ミサイル)の概要
- 3 脚注
地対空誘導弾 ナイキJ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 21:02 UTC 版)
「MIM-14 (ミサイル)」の記事における「地対空誘導弾 ナイキJ」の解説
日本の航空自衛隊では、ソビエト連邦の高高度戦略爆撃機の脅威から防衛する為に、第3次防衛力整備計画において導入が開始された。 地対空ミサイルの採用にあたっては、陸上自衛隊が「対空砲火の延長である」、航空自衛隊が「無人戦闘機である」として、激しい縄張り争いが展開された。結果、ナイキJを航空自衛隊が、ホークを陸上自衛隊が採用するという、玉虫色の決着がなされた。なお先だって陸上自衛隊が採用していたナイキ・エイジャックスは、後に航空自衛隊に移管され、ナイキはこれを更新するものとなった。 基本的に原型のMIM-14と同じだが、弾頭には510kgの高性能炸薬のみ搭載可能な地対空誘導弾 ナイキJとして導入されていた。一部部品を有償援助(FMS)により調達し、1967年から三菱重工業によってライセンス生産されていた。 1970年(昭和45年)から部隊配備が開始され、最終的に6個高射群に配備された。沖縄県の第5高射群の所在地は、アメリカ陸軍のSAMサイトを移管されたものである。1994年(平成6年)まで運用されており、後継のペトリオットミサイルに順次更新された。 導入に際しては「核兵器の搭載が可能」という点がマスメディア等によって強調されたため、革新政党と市民団体による反対運動が展開され、裁判により導入の是非が争われた(長沼ナイキ事件を参照)
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