地対空誘導弾ナイキJとは? わかりやすく解説

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MIM-14 (ミサイル)

(地対空誘導弾ナイキJ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 01:31 UTC 版)

ナイキ・ハーキュリーズ英語: Nike-Hercules)は、アメリカ陸軍が運用していた地対空ミサイル。当初の制式名はSAM-A-25で後にMIM-14に改称、計画名も当初はナイキBだったものが後にナイキ・ハーキュリーズと改称された。


注釈

  1. ^ 具体的な開発作業は行われず、細目も決定されなかったが、従来のナイキJ弾をベースとしてAIM-54 フェニックスの誘導装置を導入し、火器管制レーダーAN/AWG-9をベースとする計画であり、パトリオットと比してシステムが大掛かりになり、移動能力や自動化率に課題を残していたとされる[14]
  2. ^ なお陸自のホークは改良ホークへの換装となり、以後、パトリオットに関する業務は空自単独で進められることとなった[12]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y Cullen & Foss 1992, pp. 290–291.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 航空幕僚監部 2006, pp. 272–273.
  3. ^ a b 航空幕僚監部 2006, pp. 226–230.
  4. ^ 原田 1979.
  5. ^ a b c d e f g h i Andreas Parsch (2001年). “Western Electric SAM-A-25/M6/MIM-14 Nike Hercules”. Directory of U.S. Military Rockets and Missiles. 2023年9月28日閲覧。
  6. ^ a b Nike Hercules* (SAM-N-25) (MIM-14/14A/14B)”. United States Army Aviation and Missile Command. 2023年9月28日閲覧。
  7. ^ NHK. “NHKスペシャル 「スクープドキュメント 沖縄と核」 -NHKオンデマンド”. NHKオンデマンド. 2020年2月14日閲覧。
  8. ^ NHKスペシャル『スクープドキュメント 沖縄と核』取材班 (2017年9月9日). “沖縄と核、アメリカ統治下の知られざる真実”. 東洋経済オンライン. 2022年6月20日閲覧。
  9. ^ 「沖縄と核」の歴史、戦後の知られざる真実 | アメリカ”. 東洋経済オンライン (2019年5月4日). 2020年2月14日閲覧。
  10. ^ 第058回国会 予算委員会 第8号 昭和四十三年三月二十七日 議事録
  11. ^ 三菱重工沿革
  12. ^ a b c d e f g h i j k 航空幕僚監部 2006, pp. 489–493.
  13. ^ a b c d e 航空幕僚監部 2006, pp. 270–272.
  14. ^ 宇垣 1984.
  15. ^ G. Dessornes (2007年). “French Army Air Defense Missiles Nike & Hawk”. usarmygermany.com. 2023年10月15日閲覧。


「MIM-14 (ミサイル)」の続きの解説一覧

地対空誘導弾 ナイキJ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 21:02 UTC 版)

MIM-14 (ミサイル)」の記事における「地対空誘導弾 ナイキJ」の解説

日本航空自衛隊では、ソビエト連邦高高度戦略爆撃機脅威から防衛する為に第3次防衛力整備計画において導入開始された。 地対空ミサイル採用にあたっては、陸上自衛隊が「対空砲火延長である」、航空自衛隊が「無人戦闘機である」として、激し縄張り争い展開された。結果ナイキJ航空自衛隊が、ホーク陸上自衛隊採用するという、玉虫色決着なされた。なお先だって陸上自衛隊採用していたナイキ・エイジャックスは、後に航空自衛隊移管され、ナイキはこれを更新するものとなった基本的に原型MIM-14同じだが、弾頭には510kgの高性能炸薬のみ搭載可能な地対空誘導弾 ナイキJとして導入されていた。一部部品有償援助FMS)により調達し1967年から三菱重工業によってライセンス生産されていた。 1970年昭和45年)から部隊配備開始され最終的に6個高射群配備された。沖縄県第5高射群所在地は、アメリカ陸軍SAMサイト移管されたものである1994年平成6年)まで運用されており、後継ペトリオットミサイル順次更新された。 導入に際しては「核兵器搭載が可能」という点がマスメディア等によって強調されたため、革新政党市民団体による反対運動展開され裁判により導入の是非が争われた(長沼ナイキ事件参照

※この「地対空誘導弾 ナイキJ」の解説は、「MIM-14 (ミサイル)」の解説の一部です。
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