地域活性化・地域経済効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 06:26 UTC 版)
「ゆるキャン△ (アニメ)」の記事における「地域活性化・地域経済効果」の解説
身延町へのふるさと納税年度寄付件数寄付金額備考201321件 6,210,000円 201425件 3,674,000円 201540件 4,585,000円 201630件 3,405,000円 2017361件 27,195,000円 2018年1月アニメ第1期放送 2018465件 18,605,000円 2019500件 20,957,000円 2020年1月ショートアニメおよびドラマ第1期放送 2020728件 28,532,000円 2021年1月アニメ第2期放送 山梨大学と山梨中銀経営コンサルティング(山梨中央銀行系列)は2018年10月から12月にかけてアニメ『ゆるキャン△』が及ぼした山梨県の経済効果を調査し、2019年2月に報告書を発表した。 イベントの参加人数は「ゆるくないスタンプラリー・ゆるく楽しむスタンプ△ミッション」は5,000人、「秘密結社ブランケット音楽祭」と「グビ姉の利き酒会第一回」の参加者は各600人。また、先述のイベント開催による直接経済効果は約8582万円とされており、「秘密結社ブランケット音楽祭」に参加した1人あたりの消費額は25,152円(参加費9,000円を除くと16,152円)と2017年の山梨県平均観光消費額(12,851円)を大きく上回っている。朝日新聞によれば「ファン心理として『好きな作品のモデル地でお金を使いたい』という気持ちが働くため」とのことである。 地域住民を対象に実施したアンケートでは「『ゆるキャン△』が地域のイメージアップにつながっていると思うか」との質問に対しては、「そう思う」「ややそう思う」という回答が98%を占めており、「『ゆるキャン△』を通じて地域への愛着が増加したか」との質問に対しては、「とても増加した」「やや増加した」という回答が83%を占めている結果となっている。 本作品の主な舞台である山梨県南巨摩郡身延町の関係者によれば、「これまで身延、下部、中富の旧町の人々が一つにまとまることは難しかったが、『ゆるキャン△』をきっかけに、これまで何となく存在していた『旧町意識のカベ』が取り払われた」とのことである。また、「地域の若い人々の交流はそれほど活発ではなかったが、『ゆるキャン△』をきっかけに、明らかに若い人々の間に連帯感が生まれた」とも述べられている。 原作第1話で登場した本栖湖の「浩庵キャンプ場」では冬季のキャンプ利用者が3倍に増加したほか、原作第10話 - 第12話で登場した四尾連湖のキャンプ場「水明荘」もアニメ第1期放送前は利用者がいない日もあったが、放送後は週末を中心に利用者が増加している。また、本件はカナダのアニメ紹介サイト『Anime News Network』でも取り上げられている。 身延町へのふるさと納税は、2017年度(2017年3月から2018年3月)が前年度と比べて件数が約12倍、納税額が約8倍に増加している。翌2018年度はふるさと納税の返礼抑制もあって前年度と比べて金額は減ったが件数は増えており、2019年度は前年と比べて件数も納税額も増加している。
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