地名の変わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:59 UTC 版)
旧来からの大連にあるのが、中山、西崗、沙河口、甘井子の4区であり、俗に「市内4区」と呼ばれている。中山区は大連駅から東側の旧市街で、中山広場、大連港などがある。西崗区は駅の西側の旧市街で、市政府(=市役所、旧関東州庁)等がある。沙河口区と甘井子区はもともと住宅地区であったが、大連周水子国際空港、大連高新技術産業園区、大連ソフトウェアパークもあり、近年商業化・市街化が進んでいる。 北郊外の金州区(開発区・保税区を含む)と西郊外の旅順口区は、それぞれ金州駅・開発区金馬路と軍港近くの市街区域以外はほぼ農村・漁村で、そこへ大学・工場が建設されている。 普蘭店区、瓦房店市、荘河市の北方2市は普蘭店駅、瓦房店駅、荘河市街区を除いてはほぼ農村・漁村であるが、工場の進出も始まっている。長海県は黄海に浮かぶ諸島で大連港と皮口からフェリーが運行している。また2008年度より大連周水子空港より飛行機にて行く事も可能となった。 上記の通り、大連広域市は区・市・離島を含む行政区域の構成をしており、広域市全体の人口は600万弱。また、戦前の日本租借地(関東州)は、現在の大連広域市の南半分で(ほぼ普蘭店駅と皮口を結ぶ線の南側)、現在のほぼ7区の範囲に当たり、北方2市は満州国に属していた。 なお、経済発展の牽引が目的で功能区が設けられている。 金州新区 2010年4月29日成立。金州区、大連経済技術開発区、大連金石灘国家旅遊度假区が属する。この地域には「大連金州新区管委会」、「大連市金州区人民政府」、「大連経済技術開発区管委会」、「大連金石灘国家旅遊度假区管委会」と異なる管理組織があるが、全体統括は「大連金州新区管委会」が行なっている。なお、保税区、二十里堡街道、亮甲店街道、三十里堡街道、石河街道はこの地区に属していない。 普湾新区 2010年5月27日成立。「大連普湾新区管委会」と「普蘭店市人民政府」と異なる管理組織があるが、全体統括は「大連普湾新区管委会」が行なっている。旧・金州区三十里堡街道、石河街道、旧・瓦房店市炮台鎮、復州湾鎮、大連松木島化工園区などはこの地区に属している。 大連保税区 2010年6月11日成立、「大連保税区管委会」が管理している。旧・金州区二十里堡街道、亮甲店街道、大連大窯湾保税港区、大連保税物流園区などはこの地区に属している。 大連長興島経済技術開発区(大連長興島臨港工業区) 2010年6月22日成立。2010年4月に国務院の批准を受け、国家級経済技術開発区に昇格。旧・瓦房店市長興島街道、交流島街道はこの地区に属している。 大連長山群島旅遊避暑度假区(大連長山群島海洋生態経済区) 2010年4月9日成立、長海県と合同で業務を行なっている。
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