国笠ノロ伝説とは? わかりやすく解説

国笠ノロ伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 06:01 UTC 版)

尚徳王」の記事における「国笠ノロ伝説」の解説

おもろさうし』巻十三一〇九番一八二番にある「国笠の親のろ」とは久高島のクニチャサ祝女の事を指す。久高島伝承では、喜界島戦勝のみぎり、久高島参詣出向いた尚徳が、島の外間村国ノロ就任した大里家の娘(伝承上もクニチャサと呼ばれている)に心を奪われ寵愛あまりに帰還忘れ、その隙に首里クーデター起こったと言うその後尚徳皮肉にも自ら征服した喜界島流されあるいは逃散し、そこで匿われて生涯閉じたとも言われる尚徳陵墓跡は養育であった安謝名の故地である那覇市識名にあるが、墓は所在不明である)。前述のとおり正室側室一族多く誅戮されたが、一説には大里家の娘(クニチャサ)との子供(もしくは喜界島征服後臣従した現地有力者の娘との子供)が子孫として喜界島隠遁したとも伝わる。いずれにせよ琉球王国正史(世鑑、世譜、球陽)では先述のとおり1469年薨去したとだけ書かれているこの伝承は一部現代まで琉球舞踊組踊としても伝わっており、組踊脚本伝承混淆している面はあると思われるが、首里戻ろうとした尚徳が、途中行き合わせ漁船から金丸クーデター聞き憤って海に身を投げて入水し大里家の娘(クニチャサ)もガジュマルの木で後を追って縊死したとも伝わる。

※この「国笠ノロ伝説」の解説は、「尚徳王」の解説の一部です。
「国笠ノロ伝説」を含む「尚徳王」の記事については、「尚徳王」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「国笠ノロ伝説」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国笠ノロ伝説」の関連用語

1
12% |||||

国笠ノロ伝説のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国笠ノロ伝説のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの尚徳王 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS