国名の付し方とは? わかりやすく解説

国名の付し方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 08:26 UTC 版)

国名」の記事における「国名の付し方」の解説

国名はほとんどの場合地名民族を表す固有名詞(あるいはその形容詞化、以下では単に固有名詞)と、国家体制を示す普通名詞(あるいはその形容詞化、以下では単に普通名詞)を組み合わせた形式である。 ほとんどの場合、正式国名固有名詞部分通称となる。ただし、固有名詞が同じ国がある場合普通名詞残したり(例:コンゴ民主共和国)、正式名称にない言葉付け加えたり(例:朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)する。また、固有名詞部分漢字一文字略し「国」を付けることもある(例:ロシア連邦露国大韓民国韓国イギリス英国アメリカ合衆国米国)。普通名詞部分通称とすることもある(例:アメリカ合衆国合衆国)。ごくまれに正式名称含まれない言葉通称となることもある(例:グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国イギリス)。ただし厳密には、このような例は少なくなく、そのような場合正式名称日本語訳通称合わせられる(例:Koninkrijk der Nederlandenは直訳すればネーデルラント王国だが、通称オランダに合わせオランダ王国訳される)。 普通名詞部分種類としては君主存在有無王国共和国複数小国結合してなりたっている連邦合衆国社会主義体制なら社会主義などと付け、さらにそれらを組み合わせる場合もある。島国場合諸島という場合もある。共産主義諸国では人民イスラム教国教とする国ではイスラムなど、イデオロギー宗教特徴的な語句もある(例:中華人民共和国イラン・イスラム共和国)。 固有名詞普通名詞修飾するのが普通だが、逆の形や(例:民主カンプチア)、もっと複雑な形もある(例:社会主義人民リビア・アラブ国)。 普通名詞付かない固有名詞だけの国名もあり、イギリス連邦諸国に多い(マレーシアカナダなど)。ごくまれに普通名詞だけからなる国名もある(例:ソビエト社会主義共和国連邦ソビエトとはロシア語評議会の意)。 普通名詞は、現地ではなくそれぞれの言語訳されるのが普通である。たとえば英語でのUnited states日本語では合衆国Republic共和国表現する。ただし、相当する概念自国語にない場合など、訳されないこともある(例:イスラムソビエト)。

※この「国名の付し方」の解説は、「国名」の解説の一部です。
「国名の付し方」を含む「国名」の記事については、「国名」の概要を参照ください。

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