回想編
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誠凛編(11巻、95-99Q/テレビアニメ32Q-33Q) かつて、日向・伊月・リコは同じ中学で共にバスケに打ち込んでいたが、全大会で1回戦敗退を喫していた。それゆえ、それまで練習を1度も休んだことがなかった日向は誠凛高校入学と同時にバスケを辞めて不良化する。 「無冠の五将」の1人、木吉の呼びかけで誠凛バスケ部が創設され伊月・水戸部・小金井、そして木吉に説得された日向も加わった。そして朝礼の時、屋上から全校生徒に向けて「日本一を目指す」ことを宣言し、日向の決意を知ったリコも監督として部に入る。 日向を主将として練習に励み、しばらくして初心者の土田が加入。6人しか選手がおらず、しかも全員1年生だったが、日向と木吉の活躍により決勝リーグまでコマを進める。しかし、IH予選決勝で「無冠の五将」の1人、花宮を擁する霧崎第一高校の反則行為によって木吉が負傷し、長期にわたり戦線を離脱する。要を欠いた誠凛は都予選決勝リーグで三大王者相手にトリプルスコアで全敗。IH出場は叶わなかった。 その後、日向は負傷した木吉を奮い立たせ、来年日本一になることを共に誓った。 帝光編(23-25巻/テレビアニメ63Q-66Q) 黒子は小学校5年生頃に、テレビの試合に触発されてバスケを始める。後に他校の少年で黒子よりバスケが上手かった荻原シゲヒロと共に練習をするようになる。そして、彼の転校が決まった時、いつか全国中学の試合で戦うことを誓う。 バスケの強豪校である帝光中学校に入学するも、バスケ部の同学年は赤司・青峰・緑間・紫原・灰崎と、すぐに一軍で活躍していた強者ぞろいで、黒子は長く三軍に止まり挫折しかける。しかし、赤司に「影が薄い」という才能を見出され、視線誘導の技術をバスケに取り入れることで、一軍に昇格。青峰を相棒(光)として異質な才能を開花させた。 2年の春、黄瀬がバスケ部へ入部。灰崎が退部したため、レギュラーに繰り上がる。だが、青峰はその非凡の才能が開花し、周囲との実力差が開きすぎたことに絶望し、やさぐれて練習をサボるようになる。この年の夏、帝光は苦戦しながらも全中連覇を果たす。この年、荻原のチームは敗退していたために約束は叶わなかった。 全中連覇後、監督・白金耕造が病床に伏す。その後、理事長は「キセキの世代」を特別扱いするようになる。それと同時に緑間・黄瀬・紫原・赤司の才能も開花、さらに赤司は別人のように豹変する。やがて青峰に加え紫原も練習をサボリがちになり、相手チームへの誠意を失う。黒子は彼らのプレイスタイルに失望するも、それを止めることはできずにいた。 3年生になった黒子は日本のバスケに失望していた火神や創設して間もない誠凜高校バスケットボール部と邂逅する。さらに後者のチームプレーを意識した試合を願望の眼差しで見つめる。全中では準決勝で黒子が負傷する。決勝を控えた荻原は黒子を見舞いに行くが、赤司と対面した際に価値観の相違が露呈してしまう。決勝戦は帝光による遊び感覚でのプレイに荻原は絶望し、黒子もバスケから離れてしまう。しかし、黒子は荻原の「黒子ならきっとキセキの世代を変えられる」という伝言を聞き、バスケを続ける覚悟を決める。そして黒子はバスケ部の試合を見て憧れた誠凛高校に進学する。
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