延長話
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玩具セールスの出足に満足したスポンサーの要請により、放送開始後間もなく再び36話への延長が決定する。時間的に再々構成は難しいため、実質的に最終回の内容となった第27話「愛は流れる」を区切りにして、回想編的な構成を提案するも却下され、残り9話はその約2年後のエピソードを描くこととなった。さらに1983年3月には劇場作の製作が内定。主要スタッフが劇場版や後番組の『超時空世紀オーガス』の準備にシフトしたため、第1 - 27話(戦争編)と第28 - 36話(戦後編)では多分に趣が異なった作品となっている。制作事情に悩まされたスタッフの忸怩たる思いは、1984年7月公開の『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』において、当時最高水準の作画クオリティに結びつくことになる。またこの延長エピソードにおいて、新首都マクロス・シティや宇宙移民計画、地球人類・ゼントラーディとプロトカルチャーとの関係の解明など、のちのシリーズ作品に繋がる重要な設定が生み出されている。
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