台風第4号
台風第4号(たいふうだい4ごう)もしくは 台風4号(たいふう4ごう)は、その年の4番目に発生した台風の名称。
過去の主な台風4号
- フェイ台風(昭和24年台風第4号)- 1949年(昭和24年)7月11日に発生した台風。国際名は「Faye(フェイ)」。
- 昭和36年台風第4号 - 1961年(昭和36年)5月22日に発生した台風。国際名は「Betty(ベティ)」。台湾に上陸後、温帯低気圧に変わり、朝鮮半島を通過し、日本海を経て北海道を通過した。東北から北海道地方に暴風雨による被害をもたらしたほかフェーン現象を招き、青森県八戸市、岩手県新里村などで大規模な火災が発生している[1]。
- 昭和41年台風第4号 - 1966年(昭和41年)6月23日に発生した台風。国際名は「Kit(キット)」。
- 平成5年台風第4号 - 1993年(平成5年)7月20日に発生した台風。国際名は「Nathan(ネイサン)」。
- 平成10年台風第4号 - 1998年(平成10年)8月25日に発生した台風。国際名は「Rex(レックス)」。
- 平成15年台風第4号 - 2003年(平成15年)5月26日に発生した台風。アジア名は「Linfa(リンファ)」。
- 平成16年台風第4号 - 2004年(平成16年)6月6日に発生した台風。アジア名は「Conson(コンソン)」。
- 平成18年台風第4号 - 2006年(平成18年)7月9日に発生した台風。アジア名は「Bilis(ビリス)」。
- 平成19年台風第4号 - 2007年(平成19年)7月9日に発生した台風。アジア名は「Man-yi(マンニィ)」。
- 平成24年台風第4号 - 2012年(平成24年)6月13日に発生した台風。アジア名は「Guchol(グチョル)」。
- 平成25年台風第4号 - 2013年(平成25年)6月18日に発生した台風。アジア名は「Leepi(リーピ)」。
- 平成27年台風第4号 - 2015年(平成27年)3月28日に発生した台風。アジア名は「Maysak(メイサーク)」。
備考
1951年の統計開始以降、最も早い日時に発生した台風4号は1965年の4号(3月7日に発生)[2]、最も遅い日時に発生した4号は1998年の4号(8月25日に発生)となっている[3]。
脚注
- ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、152頁。ISBN 9784816922749。
- ^ “デジタル台風:台風リスト”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “デジタル台風:台風リスト”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年7月6日閲覧。
台風4号(コンソン)
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「2004年の台風」の記事における「台風4号(コンソン)」の解説
200404・07W・フランク 詳細は「平成16年台風第4号」を参照 6月6日にフィリピン西方の南シナ海で発生し、アジア名「コンソン(Conson)」と命名された。命名国はベトナムで、歴史的な観光地の名前に由来する。また、フィリピン大気地球物理天文局はこの台風について、フィリピン名「フランク(Frank)」と命名した。台風はルソン海峡を北上し、北東方向に進み続け、石垣島から宮古島、沖縄本島と、沖縄県を縦断するコースを進んだ。そして6月11日16時頃に高知県室戸市付近に上陸。1951年の統計開始以降で5番目に、日本への上陸日時が(一年の中で)早い台風となった。台風は上陸後間もなく温帯低気圧に変わったが、土砂崩壊のほか、飛行機の欠航や列車の徐行運転など、交通機関などにも影響が及ぼされた。また、室戸市沖では39.1m/sの風速を記録した。
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台風4号(レックス)
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「1998年の台風」の記事における「台風4号(レックス)」の解説
199804・06W 詳細は「平成10年台風第4号」を参照 8月25日に沖縄近海で発生し、発達しながら日本の南海上を東進。28日頃からは向きを北寄りに変え、小笠原諸島に接近した。本州付近に停滞していた前線に向かって、台風からの湿った気流が流れ込んだため積乱雲が発達し、東日本および中日本の一部では豪雨となった。小笠原近海で台風の進行速度が遅くなったため、湿った気流の供給は長時間続くことになり、大雨が長引くこととなった。この大雨は31日ごろまで続き、9月1日以降は次第に日本列島から遠ざかり、弱まりながら7日に温帯低気圧に変わった。
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台風4号(リーピ)
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「2013年の台風」の記事における「台風4号(リーピ)」の解説
201304・04W・エモン 詳細は「平成25年台風第4号」を参照 6月18日にフィリピンの東で発生し、アジア名「リーピ(Leepi)」と命名された。また、フィリピン大気地球物理天文局は、フィリピン名「エモン(Emong)」と命名した。台風は宮古島付近を通過した後、東シナ海へ抜け、21日に温帯低気圧に変わった。
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台風4号(ナンカー)
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「2009年の台風」の記事における「台風4号(ナンカー)」の解説
200904・04W・フェリア 6月23日にフィリピンの東で発生し、アジア名「ナンカー(Nangka)」と命名された。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「フェリア(Feria)」と命名している。台風はフィリピン中部を横断後、南シナ海を北上した。台風の勢力そのものはそれほど強くはなかったものの、台風の影響を受けたフィリピンでは記録的な雷雨に見舞われ、一部では竜巻などが起きた。
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台風4号(ハイマー)
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「2011年の台風」の記事における「台風4号(ハイマー)」の解説
201104・06W・エゲイ 6月17日3時にフィリピンの東(北緯9度28分・東経129度11分)で熱帯低気圧が発生し、発生から4日半以上経過した21日21時に南シナ海(北緯18度30分・東経114度48分)で台風へと発達したため、アジア名「ハイマー(Haima)」と命名された。また、フィリピン大気地球物理天文局はこの台風について、フィリピン名「エゲイ(Egay)」と命名した。台風は23日11時10分頃に広東省に上陸し、同日17時50分に同省呉川市に再上陸した。その後、25日3時にベトナムで熱帯低気圧となり、26日に消滅した。 この台風によりベトナムではハイフォン市などの北部を中心に、9人の死者・行方不明者と300人近い負傷者を出した。
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台風4号(ハーロン)
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「2008年の台風」の記事における「台風4号(ハーロン)」の解説
200804・05W・コスメ 5月14日21時に南シナ海で発生した熱帯低気圧が北に進み、次第に進路を北東に変えながら、16日15時に台風となって、アジア名「ハーロン(Halong)」と命名された。台風は当初は停滞していたが、発達しながら進んで、ルソン島の西岸沖にて最盛期を迎えた。その後はルソン島の北部に上陸して勢力が一旦衰えたが,ルソン島を通過した後に再びゆっくりと発達し、沖縄の南海上へ進んだ。その後も北東に進み続けて次第に勢力を弱め、20日21時に八丈島の南東の海上で温帯低気圧へと変わった。温帯低気圧は日本の東海上を北東に進み、カムチャツカ半島の南東海上にて24日21時に消滅した。
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台風4号(リンファ)
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「2003年の台風」の記事における「台風4号(リンファ)」の解説
200304・05W・チェデン 詳細は「平成15年台風第4号」を参照 5月26日に南シナ海で発生後、27日にルソン島に上陸。その後太平洋に抜け、一時は勢力が衰えたものの再び発達し、5月29日には980hPaにまで発達した。台風は沖縄の南海上を、発達しながら北東に進んでいたが、30日頃から進路を北寄りに変え、朝には大東島に接近、夜には九州に接近して日向灘から豊後水道を北上し、31日6時30分頃に愛媛県宇和島市付近に上陸した。上陸から2時間30分後の9時に愛媛県西条市付近で温帯低気圧に変わった。
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台風4号(ウトア)
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「2001年の台風」の記事における「台風4号(ウトア)」の解説
200104・06W・フェリア 統計開始以降9番目に大きい強風域を持つ台風であった。 強風域が大きい台風(直径順)順位名称国際名年強風域最大直径 (km)1 平成9年台風第13号 Winnie 1997年 2360 2 昭和62年台風第13号 Freda 1987年 2220 平成2年台風第12号 Yancy 1990年 平成9年台風第25号 Keith 1997年 5 平成7年台風第12号 Oscar 1995年 2130 6 昭和61年台風第10号 Sarah 1986年 2040 平成2年台風第23号 Kyle 1990年 平成8年台風第9号 Herb 1996年 9 昭和56年台風第24号 Gay 1981年 1940 平成13年台風第4号 Utor 2001年
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台風4号(ペイパー)
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「2014年の台風」の記事における「台風4号(ペイパー)」の解説
201404・05W・ドミン 日本時間4月3日9時(協定世界時3日0時)に北緯1度8分・東経148度4分のパプアニューギニア付近で発生した熱帯低気圧は、西北西に進みながら5日9時(協定世界時5日0時)にカロリン諸島近海の北緯3度50分・東経140度25分で台風となり、ペイパー(Peipah)と命名された。しかしその後は勢力を急速に弱めて5日21時(協定世界時5日12時)には再び熱帯低気圧となり、パラオを通過したのち9日には低圧部となった。なお、フィリピンに接近したことからフィリピン名ドミン (Domeng)を命名されている。
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台風4号(マンニィ)
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「2007年の台風」の記事における「台風4号(マンニィ)」の解説
200704・04W・ベベン 詳細は「平成19年台風第4号」を参照 7月9日3時にカロリン諸島付近で発生し、アジア名「マンニィ(Man-yi)」と命名された。命名国は香港で、海峡の名前に由来する。太平洋高気圧の縁に沿って勢力を強めながら北西に進み、13日は沖縄付近の海上に達し東シナ海を北上した。14日には進路を東寄りに変え、14時頃に大隅半島に上陸後日向灘へと抜け、15日には四国沖から太平洋沿岸を東北東へ進んだ。なお、大隅半島上陸時の中心気圧は945hPaであり、7月に上陸した台風の中では最強の勢力となった。死者3名、行方不明者2名。
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台風4号(カイタク)
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「2000年の台風」の記事における「台風4号(カイタク)」の解説
7月2日にフィリピン北西で形成が始まった熱帯低気圧に合同台風警報センター(JTWC)は熱帯低気圧番号06Wを与えた。06Wは6日3時(協定世界時5日18時)に北緯19度3分、東経120度で台風となり、アジア名カイタク(Kai-Tak)と命名された。なお、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)によってフィリピン名エデン(Edeng)と命名されている。 台風は6日には西進したが、7日に停滞したのち8日から北東に進路を変えて次第に速度を上げ、9日に台湾本島へ上陸。台湾本島を縦断した台風は東シナ海を北上して、10日未明に浙江省台州市付近に再上陸したのち、11日3時(協定世界時10日18時)に北緯36度9分、東経122度9分の黄海で温帯低気圧となったが、その後も北上した温帯低気圧は遼東半島の丹東市付近に再々上陸したのち進路を東へと変え、12日に消滅した。 フィリピンのルソン島では豪雨と地すべりによって160名が死亡、150名が行方不明となった。また、台湾では上陸時の80ノット以上の強風によって3,000戸以上が停電し、1名が死亡。中国気象局は浙江省などで8200万ドル(約88億円)の経済的損失を被ったとしている。
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台風4号(ムーン)
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「2019年の台風」の記事における「台風4号(ムーン)」の解説
201904・05W 6月30日頃に南シナ海で形成した低圧部が、7月1日15時に熱帯低気圧に発達。合同台風警報センター(JTWC)は7月2日6時(協定世界時1日21時)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発した。熱帯低気圧は2日21時に南シナ海の北緯18度55分、東経111度30分で台風となり、アジア名ムーン(Mun)と命名された。発生時点で「大型」の台風であった。JTWCは一度は熱帯低気圧形成警報(TCFA)を取り消したものの、後にトロピカル・ストームに発達したとして4日6時(協定世界時3日21時)には熱帯低気圧番号05Wを付番した。台風は3日頃に海南島、4日頃にベトナムのタイビン省付近に上陸し、4日12時にベトナムの北緯21度、東経106度で熱帯低気圧に変わった。熱帯低気圧は5日3時に消滅した。
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台風4号(ネイサン)
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「1993年の台風」の記事における「台風4号(ネイサン)」の解説
199304・10W 詳細は「平成5年台風第4号」を参照 7月20日にマリアナ諸島の北東の海上で発生。24日には父島の西海上で、中型で並の強さにまで発達し、25日に中型の弱い勢力で徳島県に上陸した。上陸後は次第に勢力を弱めながら北西ないし北北西へ進み、岡山県に再上陸して日本海に抜け、温帯低気圧に変わった。この台風の影響により、床上浸水15棟、床下浸水10棟の被害がもたらされた。
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台風4号(ディアンムー)
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「2010年の台風」の記事における「台風4号(ディアンムー)」の解説
201004・05W・エスター 8月8日に宮古島の南海上で発生し、アジア名「ディアンムー(Dianmu)」と命名された。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)により、フィリピン名「エスター(Ester)」と命名された。台風は宮古島のすぐ東を通って久米島の西側へと進んだ。最大風速は強くなかったが強風域は大きく、9日の時点で沖縄本島も既に強風域に入っていた。10日にはやや勢力を強めて東シナ海を北上し、暴風域も伴って韓国済州島に接近。12日に全羅南道の高興半島南端に上陸し、韓国では大雨により5人が死亡した。その後は隠岐島沖を経て日本海を東に進み、12日17時頃に秋田県秋田市付近に上陸した。上陸直前の勢力は、中心気圧992hPa、中心付近の最大風速23m/s、最大瞬間風速35m/sであった。その後は東北地方を横切って太平洋へ抜け、温帯低気圧に変わった。 台風が8月に日本に上陸したのは2007年の台風5号以来3年ぶりであり、東北地方に直接上陸したのは6年ぶりであった。 この台風の影響により日本列島の南から暖かく湿った空気が流れ込み、近畿地方から北日本にかけての広い範囲で、大気の状態が不安定となった。京都府や大阪府などでは1時間に100mmを超える猛烈な雨となり、レーダーなどの解析によると大阪府高槻市付近で1時間に120mm以上、京都府亀岡市付近でおよそ110mmの大雨が降ったとみられる。京都地方気象台によれば、京都市中京区で午前4時23分からの1時間に76.5mmの雨量を記録した。滋賀県でも各地で大雨となり、住宅の床下浸水や土砂崩れの被害が相次いだ。大津市では落雷の影響で、およそ1,340世帯が約2時停電した。彦根地方気象台によれば、大津市は5時から1時間の雨量が43mmを記録。同市における11日3時から12日正午までの総雨量(95.5mm)の半分近くを占めるなど、猛烈な雨が降った。また北海道でも、前線の活動が活発化したことにより、乙部町潮見で24時間の雨量が200mmを超え、8月としては観測史上最多となるなど、道内の各地で記録的な大雨となった。近畿地方整備局京都国道事務所などによると、京都市右京区西院久保田町の国道9号が、阪急京都本線のガード下で午前5時頃に冠水が起き、1台の乗用車が水につかり立ち往生した。 この台風により、各地で交通機関への影響が相次いだ。山陰本線太秦駅近くの踏切では午前4時20分頃に冠水し、上下線が運休するなどしたほか、東海道新幹線も新大阪発の上り列車が午前6時の始発から運転を一時見合わせるなど、ダイヤに乱れが生じた。JRの京葉線は、12日午前10時55分頃に風速が規制値を上回り、午後3時過ぎまで徐行運転を繰り返した。JR東日本千葉支社によれば、午後5時までに、上下線計52本が運休、71本に最大1時間の遅れが生じ、計66,000人に影響した。また、秋田新幹線は上下線で計3本が運休し、盛岡-秋田間で30分以上の遅れが出た。航空各社によると、旅客機の欠航はなかったものの、秋田発羽田行きの全日空876便で到着が35分ほど遅れるなど、秋田空港発着便を中心にダイヤが乱れた。一方で、成田国際空港では12日12時半頃、南京発の中国東方航空775便(エアバスA320・乗員9人・乗客138人)の左主翼エンジンに、こすったような跡が発見された。国土交通省成田空港事務所などによると、この飛行機は着陸時に強風でバランスを崩して、エンジンの底部が滑走路に接触した可能性があるという。成田空港のB滑走路はおよそ20分閉鎖され、6便の離着陸に最大で30分の遅れが生じた。
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台風4号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 22:14 UTC 版)
「平成5年台風第4・5・6号」の記事における「台風4号」の解説
7月20日に、マリアナ諸島の北東の海上で台風4号(国際名:Nathan/ ネイサン)が発生。24日には父島の西海上で中型で並の強さにまで勢力を強め、25日2時過ぎに徳島県日和佐町付近に上陸した後、次第に勢力を弱めながら北西ないし北北西へ進み、同日5時前に岡山県備前市付近に再上陸して、日本海に抜けて温帯低気圧に変わった。25日には梅雨前線が東日本に停滞していたこともあって、静岡県中伊豆町天城山で224mmの日降水量を同日に観測するなど、東海地方や関東地方で大雨となった。この台風の影響によって、床上浸水15棟・床下浸水10棟の被害がもたらされた。
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台風4号(メイサーク)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 16:01 UTC 版)
「2015年の台風」の記事における「台風4号(メイサーク)」の解説
201504・04W・チェデン 詳細は「平成27年台風第4号」を参照 3月23日にマーシャル諸島近海で形成が始まった熱帯擾乱が成長し、合同台風警報センター(JTWC)は27日に熱帯低気圧番号04Wを与えた。04Wは28日3時(協定世界時27日18時)にマーシャル諸島の北緯7度50分、東経156度10分で台風となり、アジア名メイサーク(Maysak)と命名された。3月に台風4号が発生するのは、1965年以来50年ぶりである。台風は西進しながら29日からの48時間で中心気圧が55ヘクトパスカル低下するなど急速に勢力を強め、31日21時には中心気圧905ヘクトパスカル、中心付近の最大風速60メートルの勢力で今年初の「猛烈な」台風となった。観測史上、3月に猛烈に発達した台風はこれまで存在しなかった。西進した台風は1日にフィリピンの監視エリアに達したため、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名チェデン(Chedeng)と命名した、勢力はかなり衰えつつもルソン島に上陸したのち、急速に勢力を弱めて5日15時に北緯18度、東経120度で熱帯低気圧に変わった。 ちなみに、後の解析でピーク時の中心気圧は910ヘクトパスカルに訂正された。
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台風4号(コグマ)
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「2021年の台風」の記事における「台風4号(コグマ)」の解説
202104・05W 6月10日、南シナ海で低圧部が発生。低圧部は11日15時に熱帯低気圧に発達。同時に気象庁は24時間以内に台風に発達するとして、観測を開始。また、12日12時に合同台風警報センターによって05Wが付番された。05Wは同日15時に台風に発達(北緯18.3度、東経110.6度)し、アジア名コグマ(koguma)と命名された。意味は、こぐま座であり、日本が用意した。また、順番は91だった。その後、台風は西進しベトナムに上陸した後、13日15時に熱帯低気圧(北緯20.0度、東経104.0度)に変わった。その後、同日21時に消滅した。
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台風4号(ニーダ)
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「2016年の台風」の記事における「台風4号(ニーダ)」の解説
201604・06W・カリナ 台風通過後の香港の様子 7月26日にミンダナオ島の東で形成が始まった96Wについて、7月28日21時(協定世界時28日12時)に気象庁はこの低圧部が発達したと見て、熱帯低気圧に昇格。合同台風警報センター(JTWC)は29日10時30分(協定世界時29日1時30分)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発令し、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は現地時間29日11時(協定世界時29日3時)にフィリピン名カリナ(Carina)と命名。JTWCは30日0時(協定世界時29日15時)に熱帯低気圧番号06Wを割り当てた。30日15時、06Wはフィリピンの東の北緯15.5度、東経125.8度で台風となり、アジア名ニーダ(Nida)と命名された。4号はフィリピン北部を直撃した後中国大陸に接近し、香港国際空港では8月1日から2日に掛けて数百便の欠航が発生。香港天文台は警戒レベル「シグナル8」を発した。そして現地時間の2日午前4時頃に広東省の大鵬半島付近に上陸したのち、2日21時(協定世界時2日0時)に華南(北緯23.9度、東経110.8度)で熱帯低気圧になった。 台風の直撃を受けたフィリピン北部では30日、 東ミンドロ州プエルトガレラのサバン桟橋の沖合いで小型船が転覆して乗員乗客11人が救助され、同日夜には西ビサヤ地方のイロイロなどで土砂崩れが発生して108人が被害を受けた。また31日には、イロコス地方のバタック市街地で竜巻が発生して建物に被害が出たほか、ヌエヴァ・ヴィスカヤ州バヨンボンで豪雨に伴う落石による怪我人が発生している。
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台風4号(ネサット)
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「2005年の台風」の記事における「台風4号(ネサット)」の解説
200504・04W・ダンテ 5月31日にカロリン諸島付近で発生し、アジア名「ネサット(Nesat)」と命名された。命名国はカンボジアで、「漁師」を意味する。また、フィリピン大気地球物理天文局はこの台風について、フィリピン名「ダンテ(Dante)」と命名した。台風はその後、フィリピンの東で勢力を強めて北上し、伊豆諸島に接近した。この台風の北上により、関東・甲信地方で梅雨入りとなった。
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台風4号(イーウィニャ)
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「2018年の台風」の記事における「台風4号(イーウィニャ)」の解説
201804・05W 6月1日頃に南シナ海で形成した低圧部が、2日9時に熱帯低気圧に発達。合同台風警報センター(JTWC)は1日11時30分(協定世界時1日02時30分)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発し、2日には熱帯低気圧番号05Wを付番した。05Wは南シナ海をゆっくりと北上した後、6日9時に南シナ海の北緯20度40分、東経110度40分で台風になり、アジア名イーウィニャ(Ewiniar)と命名された。台風は海南島付近で少し複雑な動きをしたのち華南に上陸し、9日9時に北緯23度、東経114度で熱帯低気圧に変わった。熱帯低気圧に変わった後も華南をゆっくりと東に進み、その後は南シナ海に抜けたが10日9時には消滅した。 事後解析では、発生場所が海南島付近から南シナ海に約300km程度、南に修正された。
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台風4号(タラス)
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「2017年の台風」の記事における「台風4号(タラス)」の解説
201704・06W 7月13日頃に南シナ海で形成が始まった低圧部(低気圧94W)が、14日15時に熱帯低気圧になった。合同台風警報センター(JTWC)は15日11時30分(協定世界時15日2時30分)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発令した。その後、熱帯低気圧は同日15時に南シナ海の北緯16度50分、東経111度50分で台風となり、アジア名タラス(Talas)と命名された。その後、JTWCは熱帯低気圧番号06Wを付番した。台風は西進し、現地時間17日1時(協定世界時16日18時)頃にベトナム北部のゲアン省ヴィン付近に上陸し、日本時間17日18時にラオスの北緯19度、東経102度で熱帯低気圧に変わった。台風の影響でベトナムでは1人が死亡し、約2700戸の家屋が損傷したほか、ゲアン省クアロー沖で石炭船の乗員10名が行方不明となった。台風から変わった熱帯低気圧は、18日3時には気象庁の観測対象域外(東経100度以西)に出たものと見られる。 事後解析では、最低気圧は985hPaに修正されている。
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台風4号(ハグピート)
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「2020年の台風」の記事における「台風4号(ハグピート)」の解説
202004・03W・ディンド 7月31日15時に、フィリピンの東で熱帯低気圧が発生。PAGASAは、この熱帯低気圧をフィリピン名「ディンド(Dindo)」と命名した。気象庁は、この熱帯低気圧が24時間以内に台風になる見込みであると発表した。またJTWCは熱帯低気圧番号03Wを付番した。03Wは8月1日21時に沖縄の南で台風4号となり、アジア名「ハグピート(Hagupit)」と命名された。命名国はフィリピンで、「むち打つこと」を意味する。台風は、3日2時には暴風域が解析され、沖縄県の八重山地方を暴風域に巻き込みながら北西に進んだ。その後、中心気圧980hPa・最大風速35m/s・最大瞬間風速50m/sの「強い」勢力となった。そして東シナ海を北北西に進み、勢力を維持したまま4日には中国の華中(浙江省磐安県)に上陸した。上陸後は次第に勢力が衰えて暴風域は消滅し、4日18時には中心気圧992hPa・最大風速25m/s・最大瞬間風速35m/sにまで弱まった。そのまま中国大陸を北上し、5日には黄海に抜けた。その後朝鮮半島に再上陸した後、6日9時に日本海で温帯低気圧に変わった。温帯低気圧はその後再発達して日本海を進み、北海道に接近して宗谷海峡付近を通過した。 3日朝に台風が接近した八重山地方では暴風警報が発表され、石垣島の伊原間で30.8m/s、石垣島地方気象台で30.5m/s、石垣空港で30.3 m/s、竹富町大原で37.9m/s(6時20分)、石垣市登野城で35.7m/s(5時58分)の最大瞬間風速を観測した。また、1,300世帯以上で停電が発生し、石垣市などで最大1,630世帯が停電したほか、旅客船の多くが欠航した。台湾の中央気象局によれば、台風周辺の湿った空気が流れ込んだため、3日の台湾は西部全域で雨となった。中央気象局は同日11時前に、台湾西部の16の県や市に豪雨・大雨特報を発表し、雷や強風、河川の増水や低地の浸水などに注意するよう呼びかけた。台風により台湾で1人が死亡・1人が負傷した。 台風が上陸した中国では、台州市と温州市の80万戸以上で停電したほか、大雨と強風で多くの河川が氾濫し、家屋が浸水したり、道路や農地が冠水したりした。さらに、山西省では6日、台風から変わった熱帯低気圧によって発生した鉄砲水や土砂崩れで、立ち往生した車両から4人が救助されたもののうち1人の死亡が確認された。またこの台風は、韓国にも大きな影響を及ぼした。北太平洋高気圧の端に沿って朝鮮半島に大量の水蒸気を供給しているためであり、強い停滞前線が同半島に停滞する状況で、台風がもたらす水蒸気がさらに降雨量を増加させた。場所によっては1時間に100mmを超える大雨となって土砂崩れや浸水などの被害が相次いだほか、4日までに死者14人・行方不明者12人の人的被害が確認された。2日には尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域において、中国海警局の船4隻が航行しているのが海上保安庁の巡視船により確認され、4隻とも同日朝には域外へ出た。中国船が尖閣諸島の周辺で確認されるのは111日連続であり、2012年9月に尖閣諸島が国有化されて以降最長の連続日数となった。第十一管区海上保安本部(那覇)は、「台風4号の接近に備えて出域したのかもしれない」という見方を示したという。なお、この台風から変わった低気圧や低気圧から延びる前線の影響で、北海道や本州の日本海側では大荒れの天気となり、北海道では宗谷地方などで大雨となった。利尻町や利尻富士町、稚内市などに「土砂災害警戒情報」がされ、利尻島では50年に1度の記録的大雨となった。6時間降水量の日最大値は、宗谷岬や稚内市などで100mmを超え、観測史上1位の記録を更新した。奥尻空港で最大瞬間風速32.4m /s(8月の1位の記録を更新)、江差町で最大瞬間風速30.3m /sの暴風となった。このため、避難指示が出された自治体もあった。低気圧から延びる前線は本州の日本海側にも大雨をもたらし、島根県の隠岐空港では1時間に63.0mmの雨となって観測史上1位の記録を更新したほか、3時間降水量の日最大値は、隠岐の島町で146.0mm、隠岐空港で118.5mmで、観測史上1位の記録を更新した。隠岐の島町の島後では、50年に一度の記録的な大雨になった。 この台風は、台風4号としては、過去4番目に遅い日時における発生となった。 事後解析でも8月1日15時に発生したことになっているため、これにより史上初となる7月の台風発生無しは正式記録となった。
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