受難、死、復活、昇天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:07 UTC 版)
「イエス・キリスト」の記事における「受難、死、復活、昇天」の解説
(カーリエ博物館蔵)。キリスト(ハリストス)がアダムとイヴの手を取り、地獄から引き上げる情景。旧約の時代の人々にまでさかのぼって復活の生命が主であるハリストスによって人類に与えられたという『ハリストスの地獄降り』と呼ばれる正教会の伝承による。 過越の食事(最後の晩餐) - マルコ 14:12、マタイ 26:17 ゲツセマネの祈り イエスの逮捕 イエスの裁判 - マルコ 14:53、マタイ 26:57 十字架の道行き - マルコ 15:21 当時、指導者的地位にあった律法学者はイエスに対する妬みに駆られ、殺害計画を企てていた。そこで、自らをユダヤ人の王であると名乗り、また「神の子」あるいはメシアであると自称した罪を彼に被せ、衆議会の裁判にかけられたあと、ローマ総督府に引き渡されゴルゴタの丘で磔刑に処せられた。 その後、十字架から下ろされ墓に埋葬されたが、3日目に復活し、大勢の弟子たちの前に現れた。肉体をもった者として復活したと聖書の各所に記されている。 磔刑 十字架上のイエスの最後の7つの言葉 イエスの墓 - マルコ 15:42、マタイ 27:57 復活 - マルコ 16:9、マタイ 28:9、ヨハネ 20:11弟子たちに福音の宣教を命じる - マルコ 16:15、マタイ 28:16 正教会、カトリック教会、プロテスタントなど多くの教派で、キリストの死者の中からの復活は、初期キリスト教時代からの教えの中心的内容とされており、多くの教派で復活祭は降誕祭(クリスマス)と同等か、もしくは降誕祭より大きな祭として祝われる。 イエスの昇天 - マルコ 16:19、ルカ 24:50、使徒言行録 1:9
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