正教会の伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/19 19:45 UTC 版)
本節は、正教会における伝承に則って記述する。 イオアキムはダビデの子孫であり、ダビデの子孫から世の救い主が生まれるとの神の約束・預言が成就したのが生神女の誕生である。イオアキム(ヨアキム)とアンナは善良であり、神の戒を守り、神への献物を欠かさない、神の前に義なる人であったが、夫婦となってから既に50余年の時を過ごしているにもかかわらず、子が無かったので大変に憂いていた(当時、イスラエルにあって子が無いというのは大変な恥でもあり、罪とも看做された)。 ある大祭の日、イオアキムは神に祭を献じるために神殿に行ったが、祭司長は人々とともにイオアキムに子が無い罪を責め、子が出来るまでは献物を行う事を禁じた。イオアキムは大いに悲しみ、一人荒野に出て涙を流し熱切に祈った。夫イオアキムが神殿で辱められ、しかも家に帰ってこないのをアンナはひどく心配し、悲嘆にくれて泣いて神に祈った。 この二人の祈りに神は応えた。天使は娘が与えられること、その娘によって全世界が祝福され救いが与えられることを二人に告げ、そしてその名をマリヤと名付けるように告げた。夫妻は大いに喜んだ。夫妻は生まれた子を神に献じる事を誓った。 予め言われたように二人に娘が生まれた。夫妻と人々は仁慈を顕された主を讃美し感謝した。マリヤが三歳になると、イオアキムとアンナは誓った通り、マリヤを神殿にささげた(この時のことは生神女進堂祭として記憶される)。
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正教会の伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 16:31 UTC 版)
十字架挙栄祭は4世紀の出来事を記憶する祭である。以下、本項では正教会の伝承に基づいた内容を記す。参考文献と日本正教会の慣習に従い、イエス・キリストを「イイスス・ハリストス」と現代ギリシャ語・ロシア語に則った転写で表記し、キリスト教を「ハリストス教」と記載する。その他の人名の転写も本記事では基本的に日本正教会の慣習に則ることとする。
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