正教会における金口イオアンとは? わかりやすく解説

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正教会における金口イオアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 05:25 UTC 版)

金口イオアン」の記事における「正教会における金口イオアン」の解説

正教会では特に崇敬される。固有の祭り加え不朽体移動日、他の聖人との合同祭りなどがある。また正教会理論的にもっとも大き影響残した神学者ひとりであって、その注釈書説教は現在でもたびたび引用される。たとえば彼の復活祭説教のひとつは復活大祭奉神礼一部取りいれられ、必ず朗読される。 中世半ばから、大バシレイオスナジアンゾスのグレゴリオスとともに三成聖者さんせいせいしゃギリシア語: Οι Τρείς Ιεράρχες, ロシア語: Три Святителя, 英語: Three Holy Hierarchs)として合同祭りをもつようになった正教会ではこれを「三成聖者大司祭聖大ワシリイバシレイオス)、神学者グレゴリイ(グレゴリオス)、金口イオアン祭日」として記憶しており、記憶日2月12日グレゴリオス換算日付)である。但し日本正教会では聖体礼儀等の公祈祷祝われる事は稀である。なお東復活大聖堂ニコライ堂)の東面至聖所)の二枚ステンドグラスはこの三大聖師父のうち、大バシレイオスと金イオアンイコンである(南側ステンドグラス大バシレイオス北側ステンドグラス金口イオアン)。 大バシレイオス制定したとされる聖体礼儀奉神礼文を簡略化して整備したことでも知られるビザンチン奉神礼通常用いられる金口イオアンの聖体礼儀」は彼に帰せられるが、現在使われる形は彼より後の付加によって発展したのである考えられている。正教会に於いて聖体礼儀は他の奉神礼と同様、歌唱される。 伝統的な旋律聖歌東欧中心とした各地正教会存在するが、近世以降、「金口イオアンの聖体礼儀」に作曲した作曲家多数存在するチャイコフスキーラフマニノフリムスキー=コルサコフ、などによるもの音楽的に知られる詳細は「聖歌作曲作品としての金口イオアン聖体礼儀と作曲家」を参照歌われる言語各国地元言語を主に使うため、現在も聖体礼儀など奉神礼用いる曲は各地方教会各々育てている状態であり続けている。

※この「正教会における金口イオアン」の解説は、「金口イオアン」の解説の一部です。
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