正教会における祭服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 00:48 UTC 版)
正教会の祭服は華やかに彩られるものが多いが、こうした祭服は基本的に奉神礼の際のみに着用され、奉神礼以外の場面で着用するのは写真撮影時などに限られる。 正教会においては、輔祭以下の奉神礼における祭服を着用する奉仕者は奉神礼の開始の際に、至聖所に居る最も上位の司祭以上の神品から祝福を得てから、「我が霊は主の為に楽しまん」(日本正教会訳)などの文言で始まる各種祝文(祈祷文)を唱えつつ着用する。着用する祭服ごとに唱える祝文は異なる。司祭と主教は祝福を得ないところ以外は、祈祷文を唱えつつ着用するところは同じである。 主教の場合は聖堂に入堂の直後に、祭服着用を聖堂中央で行う「主教着衣式」が、聖歌が詠隊によって歌われる中で行われることがある。
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