正教会におけるウァレンティヌス(ワレンティン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 06:20 UTC 版)
「バレンタインデー」の記事における「正教会におけるウァレンティヌス(ワレンティン)」の解説
聖ワレンティン(ウァレンティヌス)を崇敬する正教会の広がる地域では、西欧文化の影響を受けるまでこのような習慣はなかった。 そもそも正教会暦においては、3世紀に致命(殉教)した2名の聖職者であった聖ワレンティン(ウァレンティヌス)が記憶されているが、記憶日は2月14日ではなく、7月ないし8月である。 司祭致命者聖ワレンティン - 記憶日は7月6日(ユリウス暦を使用する正教会ではグレゴリオ暦の7月19日に相当) 神品致命者主教ワレンティン - 記憶日は7月30日(ユリウス暦を使用する正教会ではグレゴリオ暦の8月12日に相当) また、3世紀に致命した聖ワレンティンはもう1名いるが、彼は聖職者ではなく、現代のブルガリアにおける兵士であった。記憶日は4月24日(ユリウス暦を使う正教会では5月7日に相当)。 いずれの聖ワレンティンについても、西欧に起源を持つ、恋人と関連付ける習慣は、正教会では特に行われない。 ただし、教会(正教会)内では祝われていないものの、商業主義により教会とは関係の無いイベントとして「バレンタインデー」が広がる傾向は、正教会が優勢な地域においても存在する。
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