イエスの裁判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 14:32 UTC 版)
イエスの裁判にはピラト、ヘロデなどが一堂に会する。ヘロデは正典では『ルカによる福音書』にのみ登場するが、別の場所に居る。いずれの正典福音書においても、イエスは大司祭の屋敷、最高法院や総督官邸などをたらい回しされる。 ピラトは先に手を洗い退席し、ヘロデが判決を下す。正典福音書では、一致してピラトが(渋々ながら)最終的な判決を下す。ただし、『マタイによる福音書』のピラトも手を洗い、「この人の血について、わたしには責任がない。お前たちの問題だ。」と宣言し、民衆は「その血の責任は、我々と子孫にある。」と、その責任を引き受ける。 正典福音書に一致して記載されるバラバの赦免の逸話は、ここでは登場しない。
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