千葉ロッテマリーンズ_(ファーム)とは? わかりやすく解説

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千葉ロッテマリーンズ (ファーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 02:56 UTC 版)

千葉ロッテマリーンズ
会社名 株式会社千葉ロッテマリーンズ
創設 1950年
今シーズン
2025年の千葉ロッテマリーンズ
ロゴデザイン
所属リーグ
イースタン・リーグ
歴代チーム名
  • 毎日グリッターオリオンズ(1950年 - 1955年)
    • (リーグ中断のため不明)
  • 大毎オリオンズ(1961年 - 1963年)
  • 東京オリオンズ(1964年 - 1968年)
  • ロッテオリオンズ(1969年 - 1991年)
  • 千葉ロッテマリーンズ(1992年 - 現在)
本拠地
ロッテ浦和球場埼玉県さいたま市南区
永久欠番
なし
獲得タイトル
シリーズ優勝(4回)
  • 2005
  • 2010
  • 2012
  • 2014
リーグ優勝(11回)
  • 1955
  • 1962
  • 1963
  • 1970
  • 1996
  • 2005
  • 2006
  • 2010
  • 2012
  • 2014
  • 2021
球団組織
オーナー 重光昭夫
運営母体 ロッテホールディングス
監督 福浦和也
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千葉ロッテマリーンズ(ちばロッテマリーンズ、Chiba Lotte Marines)のファームは、日本プロ野球球団・千葉ロッテマリーンズの下部組織として設置されているファームチームである。イースタン・リーグの球団のひとつ。

本拠地

1989年より埼玉県さいたま市南区ロッテ浦和球場を本拠地としている。

過去の本拠地

本拠地移転構想

2023年12月、チームの育成機能の強化などを目的として、2軍本拠地やトレーニング施設、選手寮の移転を検討していることをロッテ球団社長の高坂俊介が明らかにした。1軍の本拠地球場であるZOZOマリンスタジアム千葉市)から車で1時間以内にある千葉県内や茨城県南部が候補地としており、2024年に公募を行い、2025年夏頃までに移転先を決定するとしている[3][4][5]

これに向けて、千葉市が約11万㎡以上の土地所有者を募集することになった。公募の条件として、2軍の試合会場となる硬式野球場の他、合宿所や室内練習所などが整備でき、向こう20年以上利用できることなどを挙げ、千葉市内で1・2軍の本拠地を集約することによって地元の企業・団体などとの地域連携強化を図ることを目的としている[6]

本拠地の公募は2024年2月16日から同年3月31日の間に行われ、同年4月15日に県外を含む31の自治体[注釈 1]から応募があったと発表[7][8]。同年9月30日に千葉県と茨城県のそれぞれ2自治体に絞り込んだことを明らかにした[注釈 2][11][12]

その後、自治体との間で意見交換を行った結果、2025年3月25日に千葉県君津市を移転先候補として内定したことを発表[10][13]。JR内房線君津駅から南1kmにある貞元地区の農地に建設するとしており、観客席付きの野球場などの主要施設を同市が整備し、球団が借用する形で2030年のシーズン開幕までに開業する予定[14][15]

歴史・概要

1950年、「毎日グリッターオリオンズ」(まいにちグリッターオリオンズ、Mainichi Glitter Orions)の名称で前年の2リーグ分裂に伴い創設された毎日オリオンズの二軍として発足。

1955年に創設されたイースタン・リーグ(第1期)に参加、16勝5敗で同年のリーグ戦を初優勝するも運営方針が定まらなかったことからリーグ戦は長期の中断を余儀なくされ、1961年にようやくイースタン・リーグ(第2期)が再開される。

この間、毎日は大映ユニオンズと合併し「毎日大映オリオンズ」(通称:大毎)となるが、リーグ再開時には一軍と同じ名称を使用している。なお、合併相手の大映は1957年に大映スターズと高橋ユニオンズが合併して発足した球団であるが、大映の前身・金星スターズの二軍である金星リトルスターズは、1948年に創設された急映チックフライヤーズと並ぶ日本最古のファームチームで、イースタン(第1期)には「大映ジュニアスターズ」の名称で参加していた。また、高橋(1955年はトンボユニオンズ)の二軍もイースタン(第1期)に「トンボBユニオンズ」の名称で参加していた。

その後、大毎は1964年に「東京オリオンズ」、1969年に「ロッテオリオンズ」となるが、1972年オフに一軍が東京スタジアムの閉鎖に伴い本拠地を喪失(ジプシー・ロッテを参照)して以降、二軍は音響機器メーカーのティアックが所有していた青梅球場を主に使用していた。しかし、1978年に一軍が川崎球場に落ち着いてからは川崎-青梅間の移動に時間がかかることから、1989年ロッテ浦和工場に隣接するロッテ浦和球場を開設。1992年に一軍が千葉県へ本拠地を移転し「千葉ロッテマリーンズ」となってからも引き続き使用されている。

2009年、選手に実戦経験を積ませることを目的として、読売ジャイアンツ二軍との連合チーム「シリウス」を結成。ロッテ浦和球場及びジャイアンツ球場で開催する「シリウスGAME」で社会人野球チームと対戦していたが、2010年で事実上休眠状態となった。これは3軍(育成選手等、支配下外選手)が各チームそれぞれで実践機会を求めて試合を行う機会が増えたためである。

沿革

  • 1950年 「毎日グリッターオリオンズ」として創設
  • 1955年 イースタン・リーグ(第1期)に参加
  • 1958年 一軍が大映ユニオンズと合併したことに伴い「毎日大映オリオンズ」に改称
  • 1964年 「東京オリオンズ」に改称
  • 1969年 「ロッテオリオンズ」に改称
  • 1989年 青梅球場からロッテ浦和球場へ本拠地を移転
  • 1992年 一軍の千葉県への本拠地移転に伴い「千葉ロッテマリーンズ」に改称
  • 2009年 巨人二軍及び育成選手との連合チーム「シリウス」を結成

監督・コーチ

歴代監督

応援

応援団

脚注

注釈

  1. ^ 具体的な市区町村名などは未発表。
  2. ^ この時点では具体的な市町村名は非公表とされていたが、後に千葉県では千葉市と君津市、茨城県では取手市潮来市が最終候補地に選定されたことが明らかとなった[9][10]

出典

  1. ^ a b c STEP BY STEP・ロッテのファームも多摩川で練習していた
  2. ^ 動き出した等々力環境センター
  3. ^ 【ロッテ】ファーム施設の移転を検討 年明けにも自治体向けに公募開始 移転先は千葉県内か茨城県南部が有力”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2023年12月25日). 2023年12月25日閲覧。
  4. ^ 【ロッテ】ファーム移転を本格検討 希望自治体を年明けに公募へ…千葉県内と茨城県南部を想定”. スポーツ報知 (2023年12月25日). 2023年12月25日閲覧。
  5. ^ ロッテ、2軍施設移転を検討=25年夏までに決定を―プロ野球”. 時事通信 (2023年12月25日). 2023年12月25日閲覧。
  6. ^ 千葉市がプロ野球ロッテ2軍球場を誘致へ 11万平方メートルの土地所有者公募を開始”. 産経新聞 (2024年3月6日). 2024年4月15日閲覧。
  7. ^ ロッテ、新ファーム本拠地の公募に31自治体が名乗り 来年3月までに移転先を決定”. サンケイスポーツ (2024年4月15日). 2024年4月15日閲覧。
  8. ^ 【ロッテ】ファーム本拠地の移転先に31の自治体より応募、来年3月までに決定へ”. 日刊スポーツ (2024年4月15日). 2024年4月15日閲覧。
  9. ^ ロッテ2軍施設移転 最終候補地認める 「二度と訪れないチャンス」 茨城・取手市長 誘致計画にも触れる”. 茨城新聞 (2025年3月5日). 2025年3月6日閲覧。
  10. ^ a b ロッテ2軍本拠地は千葉・君津へ さいたまから移転”. 共同通信 (2025年3月25日). 2025年3月26日閲覧。
  11. ^ 日本放送協会 (2024年9月30日). “ロッテ2軍施設の移転先 千葉と茨城の4自治体を候補地に”. NHK 千葉県のニュース. NHK NEWS WEB. 2024年10月3日閲覧。
  12. ^ 千葉ロッテマリーンズの2軍移転先、千葉・茨城の4自治体に絞る”. 日本経済新聞 (2024年10月1日). 2024年10月3日閲覧。
  13. ^ ファーム本拠地(二軍本拠地) 移転先候補決定のお知らせ”. 千葉ロッテマリーンズ (2025年3月25日). 2025年3月26日閲覧。
  14. ^ 千葉ロッテマリーンズファーム本拠地(仮称)移転に関する基本協定を締結しました!”. 君津市公式ホームページ (2025年4月10日). 2025年4月11日閲覧。
  15. ^ 宮田哲 (2025年4月11日). “ロッテの2軍施設移転 千葉・君津と協定 三つの野球場や寮を建設へ”. 毎日新聞. 2025年4月11日閲覧。

外部リンク


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