十日町市が求める地域共生策
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「JR東日本信濃川発電所の不正取水問題」の記事における「十日町市が求める地域共生策」の解説
十日町市は2010年3月19日、JR東日本に対し「信濃川の河川環境との調和」と「JR東日本が十日町市と共生するための振興策」を求めた要望書を提出した。主な要望は下記のとおりである。 飯山線・ほくほく線の活性化 十日町駅 - 長岡駅間の直通列車の増発および新潟駅との直通列車の新設 要望書提出前の同年3月13日に行われたダイヤ改正では、飯山線から上越線経由で長岡駅へ直通する列車が1往復増発された。 十日町駅を市の玄関口としてふさわしい整備 現在の十日町駅舎は、JRとほくほく線とで駅舎が独立しており、乗り換えの利便性や駅舎東西の回遊性が低いことなどから、十日町市はかねてから元来の出入口である東口駅舎(JR側)の改築を求めている。 十日町駅 - 森宮野原駅間の交換設備増設 現在の飯山線はJR移行後の合理化の一環で、多くの駅で交換設備が撤去されており、新潟県内区間で交換設備が設けられているのは十日町駅と森宮野原駅の2駅のみである。そのため十日町駅で運行系統が分断され、飯山線相互間やほくほく線との乗り換えが非効率なダイヤ編成となっている状況が長らく続いている。 ハイブリッド式新型リゾートトレインや蒸気機関車の運行 ほくほく線を北陸新幹線開業後も、引き続き信越本線および上越線へ乗り入れる現行の運行形態の継続 なお、飯山線の新潟県内の区間(足滝駅 - 越後川口駅間)は、2010年4月1日から管轄が長野支社から新潟支社へ移管された。津南町・十日町市・小千谷市などの沿線自治体は、これまでJR東日本に対し当該区間の新潟支社移管を求めてきた経緯があるが、JR側では今回の移管や前述の長岡方面直通列車の増発に関し、不正取水問題との直接的な関係は無いと表明している。 電源立地地域対策交付金対象地域への法改正等に対する支援 法改正への支援及び法改正までの暫定措置 地域振興策への支援 交流人口増加への取り組み・支援 JR関連企業の進出など地域経済への貢献 地元農産物の販売イベントなど地域PR活動支援 地域・各種団体要望に関して 改善を求める要望に誠意を持って問題解決へ努力。 その他 信濃川の水源確保と流雪溝網の拡大への支援 信濃川の水が首都圏の鉄道動力源になっていることの利用者への周知 地域に開かれ親しまれる発電所にする努力
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