北海道知事公館とは? わかりやすく解説

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北海道知事公館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 15:24 UTC 版)

北海道知事公館
情報
旧名称 三井別邸新館
用途 会議、行事、公開見学
旧用途 三井合名会社の来賓応接
管理運営 北海道
構造形式 鉄筋コンクリート、木造2階建て、屋根銅板ぶき
敷地面積 51,623.25 m² [1]
建築面積 391.76 m² [1]
延床面積 734.0299 m² [1]
階数 2
竣工 1936年昭和11年)12月
開館開所 1953年(昭和28年)知事公館として使用開始
所在地 060-001
北海道札幌市中央区北1条西16丁目1-3
座標 北緯43度03分36.4秒 東経141度19分55.9秒 / 北緯43.060111度 東経141.332194度 / 43.060111; 141.332194 (北海道知事公館)座標: 北緯43度03分36.4秒 東経141度19分55.9秒 / 北緯43.060111度 東経141.332194度 / 43.060111; 141.332194 (北海道知事公館)
文化財 国の登録有形文化財
指定・登録等日 1999年(平成11年)10月
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北海道知事公館(ほっかいどうちじこうかん)は、北海道札幌市中央区北1条西16丁目1-3に所在する北海道知事の宿舎。建物は国の登録有形文化財として登録されている[2]

概要

一般に公開されている庭園内は緩やかな起伏に富み、水路が走っている。これはおそらく、札幌扇状地の原地形面がほぼそのままの形で保存されたものだと思われる。古地図によれば、かつて敷地内には2つほどのメム(湧き水)があり、その水は小川となって北に流れ出していた。都市開発の影響でメムは枯渇したが、庭園では人工的に水を流すことで往時の流路が再現されている[3]

歴史

北海道知事公邸

北海道知事公館の東側に併設して北海道知事公邸(北海道札幌市中央区北1条西15丁目)があったが、老朽化のため、鈴木直道知事が2019年に現行施設の廃止を表明し、現在は居住していない[4]

知事公邸は1980年に完成した建物で鉄筋コンクリート造2階建て[5]。敷地面積5万6千平方メートル[5]

道の有識者研究会では跡地に北海道立近代美術館を移転させることが提案されており、北海道知事公邸跡地に新知事公邸と新美術館を一体的に整備する案、知事公邸と北側の道幹部ら向けの宿舎の区域に美術館を移転する案、現美術館の跡地に複合施設を設けて一部を新公邸とする案などが出されている[4]

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 北海道公式ページ - 知事公館の由来
  2. ^ 文化遺産オンライン
  3. ^ 前田 2007, p. 33.
  4. ^ a b 道立近美、知事公邸跡に移転か 有識者研究会で浮上”. 北海道新聞. 2021年3月2日閲覧。
  5. ^ a b 主のいなくなった知事公邸 跡地活用のアイデア募集中 北海道新聞(2022年6月11日閲覧)

参考文献

  • 前田寿嗣『歩こう!札幌の地形と地質』北海道新聞社、2007年5月10日。ISBN 978-4-89453-410-0 

外部リンク



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