劇症肝炎とは? わかりやすく解説

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げきしょう‐かんえん〔ゲキシヤウ‐〕【劇症肝炎】

読み方:げきしょうかんえん

もっとも重い急性肝炎肝細胞障害が急激かつ広範に起こり肝不全となって昏睡(こんすい)に陥り、死亡することが多い。


劇症肝炎

英訳・(英)同義/類義語:fulminant hepatic failure, fulminant hepatitis

B型肝炎ウイルスなどの感染や、化学物質により、肝臓細胞壊死急速に進む状態の肝炎

劇症肝炎 ( fulminant hepatitis )

発病後まもなく昏睡症状起こし放置したままでは高い確率死亡する肝炎中もっとも怖いタイプです。9割は肝炎ウイルス感染原因ですが、薬剤原因で起こるものも1割ほどあります。劇症肝炎には発病後10日以内脳症起こす急性型」と、それ以降脳症の起こる「亜急性型」があり、生命の危険度が高いのは亜急性型で現状での生存率は約10%です。最初によくみられる症状は、強い全身倦怠感発熱黄疸悪心(おしん=気分悪くなること)、食欲不振意識障害などです。とくに重要なのは意識障害で、高度になると興奮状態や、せん妄うわごとなどの症状)、昏睡続きます

劇症肝炎

作者桑原敏眞

収載図書ドクターマリノ
出版社東京図書出版会
刊行年月2004.9


劇症肝炎(ALF)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 19:18 UTC 版)

培養上清治療」の記事における「劇症肝炎(ALF)」の解説

先天的な免疫反応によっておこる広範な肝臓の破壊主徴とする予後不良疾患である。全身的な炎症進行性の多臓器機能不全によって最終的に死に至る。もともと肝臓自己再生力が高い臓器であるがALF場合、自然再生期待できず、肝移植のみが唯一の治療法である。ALF動物モデル乳歯幹細胞とSHEDCMを投与して比較した実験がある。その結果、SHEDCMと移植した乳歯幹細胞効果はほとんど変わらなかった。この結果培養上清治療幹細胞治療にとって代わる可能性示唆していると考えられる

※この「劇症肝炎(ALF)」の解説は、「培養上清治療」の解説の一部です。
「劇症肝炎(ALF)」を含む「培養上清治療」の記事については、「培養上清治療」の概要を参照ください。

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