劇場版の結末と他作品の関係
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「機動戦士Ζガンダム」の記事における「劇場版の結末と他作品の関係」の解説
劇場版は結末そのものがテレビ版から大きく変更され、主人公カミーユは精神破綻を来さず、ガンダムMk-IIは大破に留まらず完全に粉砕されて喪失、アクシズは地球圏制圧に乗り出さず撤退、となった。このため、カミーユからジュドー・アーシタがΖガンダムを譲り受ける形でアクシズ(ネオ・ジオン)と戦うテレビ版続編『機動戦士ガンダムΖΖ』のシナリオにつながらなくなっている。富野は『劇場版Ζ』の後に続く物語の製作については否定的なコメントを残している。また、『ファースト劇場版三部作』との6作をもって『六部作』、『逆襲のシャア』を含めて『七部作』とする旨の発言もしている。 テレビ版にはないセイラ・マスとカイ・シデンの会話や、車で移動するミライ親子のシーンが追加されており、『逆襲のシャア』を予感させるものとなっている。 テレビ版と劇場版、どちらが正史であるかについては、公式な見解は出されていないが、制作サイド外の人物による評伝ではテレビ版を前提とし、劇場版は異説として扱う見解をとるものが見られる。 2009年に各地で開かれた『ガンダム30周年記念上映』の際に販売された公式パンフレット『ガンダム30周年記念上映 メモリアル・プログラム』に掲載された宇宙世紀年表では『Ζガンダム』に関連する箇所において、劇場版に存在しない出来事の省略と、メールシュトローム作戦の日付が2月20日に変更された記述がなされている。この『メモリアル・プログラム』の年表には『ガンダムΖΖ』の内容も記載されており、この部分の内容は既存のものと変更がない。 劇場版の関連作品として、公開時期に平行して連載されていたことぶきつかさの漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』があるが、本作は映画の結末後については『ΖΖ』との関係を曖昧なかたちとしている。
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