創業から家電量販店業界第1位へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 07:53 UTC 版)
「ベスト電器」の記事における「創業から家電量販店業界第1位へ」の解説
創業者の北田光男は戦前、満州国の奉天商工銀行新京支店支店長代理であった。ソ連対日参戦直前に関東軍に召集されたが、敗戦を迎えシベリア抑留されることが明らかになると脱走。先に妻・倫が避難していた父・北田亀吉が通化市で経営する竜泉ホテルに身を寄せていた際、通化事件に巻き込まれ娘を失うなどして無一文で博多に引き揚げ。帰国後は様々な事業に手を出していたが、貧しい生活を送った。 そうした中で、北田が倉庫業を目的として、1953年(昭和28年)9月3日に、資本金25万円で九州機材倉庫株式会社を設立したのが始まりである。そして、1956年(昭和31年)1月に、現在の福岡本店で「バーゲンセンター」として家電の販売を始め、現在の主力事業に参入した。その後、1968年(昭和43年)にはベストサービスを設立し、店舗名を「ベスト電器」に変更した。 1973年(昭和48年)3月に株式の額面変更のため、株式会社ベスト電器(旧・鈴木被服天幕製造)が九州機材倉庫株式会社(ベスト電器運営)と合併。同年9月には福岡証券取引所に上場。1979年(昭和54年)度に家電量販店業界で第1位となり、1996年(平成8年)度まで業界1位の家電販売店チェーンの地位を維持した。1982年(昭和57年)12月には東京証券取引所2部にも上場し、1984年(昭和59年)8月に東京証券取引所1部に指定替えとなった。
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