創作に見る禰衡とは? わかりやすく解説

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創作に見る禰衡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 07:51 UTC 版)

禰衡」の記事における「創作に見る禰衡」の解説

小説『三国志演義』では、『平原禰衡伝』の記述膨らませ曹操配下の者を軒並み舌鋒なで切りにしている。また、第三者への台詞ではなく曹操呼ばれた場で、配下に対して直接批判する内容になっている。そこでは荀彧加え(趙融の記述削除されている)、「荀攸墓守程昱門番郭嘉文章読み上げ張遼太鼓叩き許褚牛馬番人楽進は詔の読み上げ李典書類伝令呂虔刀鍛冶満寵酒粕喰らいが適任だ于禁左官屋徐晃屠殺業(肉屋)、夏侯惇五体満足(なだけの)将軍(彼は隻眼だった)、曹子孝曹仁)は銭取り太守(これは曹洪誤りである)、あとの者はただ服を着て飯を食っているだけの連中だ」と罵り曹操はもちろん、配下たちの怒りを買うことになる。そして、地位のある者には卑しいとされた太鼓叩き命じられ見事な腕前人々感動させる。そして着替え命じられると「私の体は潔白だ、貴方のように汚れてはいない」とその場素っ裸になり、悠々と着替えをして見せている。 その後曹操厄介払いとして劉表ところに追い出され、さらに黄祖元へ左遷されるのは基本的に史実通り黄祖禰衡に「あなたは社の神だ。供え物賽銭かりとって他人に何の利益与えていない」といわれ、激昂し斬り殺している。 また、曹操禰衡の死を知り変人らしい最期だ」と笑ったことになっている。 しかし「曹操正面から罵倒した男」として中国では民衆の人気高く京劇では「打鼓罵曹(撃鼓罵曹とも)」の演目で、曹操呼ばれた場面上演されている。 明の徐渭戯曲『狂鼓史』には死後天界上がって修文舎人になったとある。修文舎人とは天界図書館長のようなもので、小説平妖伝』ではこの話をタネに、如意宝冊を盗んだ罪で捕らえられ袁公が、色々と弁解するのを聞いて同情する役で登場するのだが、心の内でこう呟くシーンがある。「私が劉表から罪を得たのも、孫策への一通の手紙のためだ」この記述はもちろん三国志にはないし、孫策無関係で、登場する理由不明である。あるいは、劉表孫策の手紙を禰衡見せた逸話から派生したのかもしれない

※この「創作に見る禰衡」の解説は、「禰衡」の解説の一部です。
「創作に見る禰衡」を含む「禰衡」の記事については、「禰衡」の概要を参照ください。

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