創作における言及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/24 16:05 UTC 版)
「ディオニュシオス1世」の記事における「創作における言及」の解説
ディオニュシオス1世は、ダンテの『神曲』「地獄篇」(1308年 - 1321年)において、現世で流血と略奪にふけり、地獄で煮えたぎる血の川で苦しむ僭主として言及されている。メアリ・ルノー (Mary Renault) の歴史小説『The Mask of Apollo』(1966年)には、架空の人物像でディオニュシオスが描かれる。L・スプレイグ・ディ・キャンプの歴史小説『The Arrows of Hercules』(1965年)では、シラクサに近いオルテュギア島 (Ortygia) の発明家のパトロンとして大きく扱われている。また、ヴァレリオ・マッシモ・マンフレディ (Valerio Massimo Manfredi) の小説『Tyrant』(2003年)では、主人公になっている。1962年の米伊合作映画『Damon and Pythias』も、ディオニュシオス1世を取り上げている。 日本では、フリードリヒ・フォン・シラーの長詩「人質」(Die Bürgschaft)で「暴君ディオニュソス王」として語られる逸話を太宰治が小説化した「走れメロス」の暴君ディオニスのモデルとして知られる。
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