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分身 (東野圭吾)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/04 14:25 UTC 版)

分身
著者 東野圭吾
発行日 1996年9月
発行元 集英社
ジャンル 推理小説
日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 372
コード ISBN 4-08-774031-5
ウィキポータル 文学
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分身』(ぶんしん)は、東野圭吾の推理小説。1993年9月に集英社より刊行され、1996年9月に集英社文庫より文庫本が出版された[1]

2012年WOWOWでテレビドラマ化され放送された。

あらすじ

札幌に住む18歳の女子大生 氏家鞠子は、中学生の時、両親と離れて函館で下宿しながら学校に通っていた。母親はとても優しかったが、自分とは目を合わせて話してくれないことで、小学校高学年頃から自分は嫌われてるのではないかと思い始めていた。そして中学生の時、その母が火事で不審死した過去を持つ。父親は母の死について全てを知っているようだった。

数年後、火事で亡くなった母の遺品を見つけた鞠子は、自分の出生の秘密を探り、自分に瓜二つの『双葉』という女性の存在を知る。鞠子は、その謎を解き明かすことを決意し、真相に近づいていく。

東京の20歳の女子大生 小林双葉も、自分の存在に疑問を持ち始めていた。双葉はアマチュアバンドのボーカルをしていたが、なぜか母親からテレビ出演を強く反対されたのだ。

そして、鞠子と双葉の二人が動き始めるとき、生命工学における「禁断の領域」が姿を現し始めるのだった。

登場人物

氏家鞠子側

氏家鞠子
札幌に住む女子大生。自らの出生についてずっと疑問を感じていた。
氏家清
氏家鞠子の父親。函館理科大学教授。
氏家静恵
氏家鞠子の母親。
下條さん
帝都大学医学部女学生。

小林双葉側

小林双葉
東京でバンド活動に燃える女子大生。母に女手ひとつで育てられてきた。
小林志保
小林双葉の母親。看護婦。
脇坂講介
聡明社雑誌記者。
望月ユタカ
バンド仲間。
カンタ
バンド仲間。
トモヒロ
バンド仲間。

その他

藤村
北斗医科大学教授。
久能俊晴
北斗医科大学教授。
尾崎
藤村教授の助手。
大道庸平
伊原駿策の第一秘書。
伊原駿策
大物政治家。
高城晶子(旧姓阿部)
聡明社社長。

書籍情報

テレビドラマ

東野圭吾「分身」』(ひがしのけいご ぶんしん)は、2012年2月12日から3月11日までWOWOW連続ドラマオリジナルドラマとして長澤まさみ主演で、全5回にわたり放送された[2]

キャスト

レモン好き、札幌福祉大学英文科に在籍、ケースワーカーとなるため児童相談センターで実習中。
鞠子の父、帝都大学医学部出身、函館理科大学発生工学の研究者
鞠子の母、自宅の火事で焼死。
静恵の母、鞠子の祖母
氏家静江の実弟、母方の氏家鞠子の叔父、ラーメン店『北の狸』経営、大学生の鞠子の下宿先。
井川孝之の妻。
井川孝之の娘・氏家鞠子の従妹、高校生。
元外務大臣・政権政党の派閥領袖。
伊原駿策の第一秘書。
帝都大学医学部の学生、鞠子の親友(中学の寄宿舎でルームメイト)で調査をサポート。
東和大学文学部国文学科に在籍しているが音楽バンド「四葉のクローバー」で活動・ボーカル担当。
双葉の母、シングルマザー、看護師。
双葉の伯父、小林志保の実兄、鉄工所経営。
双葉の幼馴染で、元バンド仲間・ベース担当、酒屋の跡継ぎ。
双葉の幼馴染で、バンド仲間・ドラム担当
双葉の幼馴染で、バンド仲間・ギター担当
故人、旭川の北斗医科大学元教授。
帝都大学医学部教授、氏家清の大学友人。
帝都大学医学部教授、下條めぐみの恩師、ハイキングサークル山歩会の元メンバー。
北斗医科大学教授・発生工学の研究者。
北斗医科大学助手・藤村研究室員
清水宏久(山歩会メンバー)の妻

スタッフ

サブタイトル

各話 放送日 サブタイトル
第一話 2012年2月12日 閉ざされた記憶
第二話 2012年2月19日 母との約束
第三話 2012年2月26日 失われた写真
第四話 2012年3月4日 鞠子と双葉
最終話 2012年3月11日 母性の奇跡
WOWOW 連続ドラマW枠
前番組 番組名 次番組
贖罪
(2012.1.8 - 2012.2.5)
東野圭吾「分身」
(2012.2.12 - 2012.3.11)
推定有罪
(2012.3.25 - 2012.4.22)

出典

外部リンク


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