共演者談
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『クライマーズ・ハイ』で共演した堺雅人は「18歳で上京した頃から、堤さんはいつも舞台の中央で輝いている存在でした。その背中を追ってここまでやってきたので、ご一緒できるというだけで嬉しかったです。撮影では、一歩も退くことなくこちらの演技を受け止めてくださいました」と同映画の完成披露試写会で語った。 舞台『寿歌』や映画等で共演した戸田恵梨香は2015年のインタビューで「堤さんは『笑顔の神様』だなって。現場に笑顔を与えてくださる方ですし、堤さんの空気感は、ホッと安心できるんです。」と語った。 2022年『妻、小学生になる。』で共演した杉野遥亮は、「憧れの堤さんともお会いできたのに何を話したらいいか分からなくなってしまって、『かっこいいです』と言うだけで精一杯でした。最初こそ緊張しましたが、堤さんが現場の空気感が和やかになるような雰囲気作りをしてくださったので、僕も変なプレッシャーを感じることなく、その場にいることができて、とてもありがたかったです」と語った。 同ドラマでも共演し、堤の舞台や映画を見て一度共演したいと思い続け共演が楽しみだったという石田ゆり子は「さすがだなと思ったのは、台本をすべて頭に入れて現場にいらっしゃるんですよ。もちろんそれは俳優として当たり前のことではありますが、私は現場の空気優先で、そのとき考えようみたいなところがあって。それを堤さんは全部受け止めてくれるんです。ご自分はセリフも段取りも完璧にもかかわらず、私が何か違うことをしたら、その場ですぐに切り替えてくださる。ものすごく頼もしい俳優さんだと感じました。」と語った。 2012年9月10日にNHKで放送された『プロフェッショナル 仕事の流儀』「高倉健インタビュースペシャル」で、『あなたへ』の撮影現場に高倉とは初対面の堤が緊張した様子で挨拶に訪れた。二言ほど言葉を交わし堤が去った後、堤と今まで面識がなかった高倉に佐藤浩市は「彼は真田広之くんの付き人から始めたんですよ。付き人をやっててそれから叩き上げてきたので結構頑張り屋さんで」と堤のことを説明。それを聞いた高倉は「思い出した」と言いながら、現場から堤の後を追いかけた。追いかけ堤の楽屋まで出向いた高倉に驚きを隠せない堤に対し、固い握手を交わしながら「どっかで絶対見たことあるって気がしてて」と言う高倉に堤は「すいません。僕ちょっともう見つめてます」と目を輝かせながら言った。「ぱっと思い出して」「頑張ってください。何かでチャンスがあったらお仕事したい」と高倉。「是非、こちらこそ」と堤。「メッセージを伝えにきました」と高倉は堤と再度固い握手を交わしながら言葉をかけた。堤は「ありがとうございます、すいません、わざわざ」と感激し高倉が立ち去った後も(憧れであった高倉からのメッセージの)喜びを噛み締めた様子が映された。
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