公開前後の状況
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「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」の記事における「公開前後の状況」の解説
公開約1週間前の2009年12月6日の時点で、前売り券販売枚数は東映史上最高記録となる29万6,449枚を樹立。これはそれまでの記録であった『2001春東映アニメフェア(『ONE PIECE ねじまき島の冒険』)』の23万9,381枚を大きく更新し、一時は印刷が間に合わず品切れになるという異例の事態となった。最終的に36万3,532枚まで記録を伸ばした。 公開前日の時点で事前予約可能な全国12館の劇場で公開初日の全上映回・全席がすでに完売し、12月12日の公開初日初日興行収入は5億5,300万円(全国188館)を記録。188館中103館が初日全上映回・全席満席、さらに各館で長蛇の列となる程の人気で(東京・ヒューマントラストシネマ渋谷では約2,000人の行列が並ぶ。熊本・TOHOシネマズはませんでオープン史上最高動員記録で入場制限される。など)、2000年以降の東映作品で初日興行収入最高であった『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』の2億4,700万円(345館公開)を大きく上回った。またシネマぴあ調べの12月12日映画満足度ランキングでも第1位となった。公式HPでは事前に劇場への確認を促す異例の呼び掛けも行った。 公開2日目の13日の興行収入は4億8,500万円となり、2日間の週末興行収入が合計10億3,800万円、動員数は82万人を記録。これはそれまで2009年下半期第1位の映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(最終興収80億円、844館公開)の初週土日興収9億9,000万円を上回り2009年下半期第1位となり、スクリーンアベレージ552万円の日本記録を樹立した。また、同日に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』が週末興収ランキングで2位に入った事で、東映配給作品が初めて1位、2位を独占する記録を作った。 株価にも影響を及ぼし、野村證券では東映(9605)の2010年3月期の営業利益70億円(会社計画64億円)を予想し、投資判断「1」を継続し増額修正の可能性を指摘された。 映画の人気を受け、2009年12月21日のオリコン「本ランキング」コミック部門において既存56巻全巻が上位200位以内にランクインする快挙を果たした。12月19-20日でも『のだめカンタービレ 最終楽章』を抑え週末興収ランキング2週連続1位となり、公開9日間で180万人を動員、興収は22億5,000万円、『相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』が記録した公開後10日間を上回り、公開8日間で興収20億円を突破する東映史上最速記録を樹立した。公開24日目(2010年1月4日迄)で動員301万人、興収37億5,000万円を突破し、こちらも『相棒 -劇場版-』の32日目で観客動員300万人到達を更新する東映史上最速記録となった。動員350万人、興収40億円を突破した公開29日目の1月9日には大ヒット御礼舞台挨拶も行われた。この公開29日目で興収40億円突破も東映史上最速記録となっている。 2010年2月23日時点で目標30億円を大きく上回る47億円に達し、東映アニメーションの2010年3月期の連結純利益が前期比2.4倍の12億円になることが発表された(経常利益は38%減の21億円を見込)。
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