公式パロディ番外編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:34 UTC 版)
「とある魔術の禁書目録」の記事における「公式パロディ番外編」の解説
以下の作品はどれも公式パロディのギャグ作品であり、原作本編とのストーリー・時系列上の関係が無い番外編である。また、登場人物が作品の設定やシリーズ自体について言及するなど、どの作品もメタフィクション的な要素が強い。 とある学園の禁書目録 登場人物を「学園モノ」のキャラに当てはめて展開するパロディ番外編。アドベンチャーゲーム的なネタが多分に盛り込まれている。また、6巻で上条が適当に想像していた「鈴科百合子」に一方通行が扮している。なお、6巻刊行当時の作品であり、登場人物や描写もそれに準じている。上条がいつも通り目を覚ますと、その日はなぜか皆の様子がおかしかった。話を聞いた所、何らかの理由で学園都市に「ルール」が課せられ、各々が自分の学園モノのキャラとしての役割を演じなければならないという。いつも通りの者や比較的関連性のある役割の者から、もはや強引にキャラ付けを加えられた者まで様々な人々が上条の周りに集結し、ドタバタの騒動が巻き起こる。 とある魔術の禁書目録?とある三月の贈与交換&とある三月の二〇一巻 ホワイトデーと卒業式を描いたパロディ番外編。電撃BUNKOYOMIの掲載作品はそれぞれの月に沿ったテーマで書かれており、本作は3月に割り振られているためこのようになっている。また、前述の通り厳密な関連は無いが一応本編より数ヶ月から数年後の設定なので、この間の出来事は「色々あった」として強引に片づけている。なお、11巻刊行当時の作品なので登場人物や描写もそれに準じている。とある三月の贈与交換 ホワイトデーを描いたパロディ番外編。上条の女性とのフラグ乱立ぶりを強調した展開となっている。3月14日、いつも通りぼんやり過ごしていた上条は、なぜか周囲の女性達から口々に「バレンタインデーのお返し」を要求されるが、身に覚えがない。やがて、1カ月前に上条が「どうせ俺はチョコなんてもらえない」と的外れな考えでヤケ酒を飲んで泥酔し、2月14日の記憶がなくなっており、その日酔った勢いで各地を回って世界規模で活躍し万単位の女性から惚れられたことが明らかになる。自覚のない行動のせいで追いかけ回され、上条は不幸を嘆く。 とある三月の二〇一巻 卒業式を描いたパロディ番外編。本編ではなかなかやれない卒業ネタを交えつつ、本作の巻数の多さを強調した展開となっている。3月、3年生の上条らは卒業式を迎え、長かった日々に思いを馳せる。やがて式が終わり教室に戻った上条は、ふと自分の卒業後の進路はどうなっていたか疑問に思い、その直後、「必要悪の教会」に招かれたり、教師に就職して「警備員」になるよう誘われたり、その他様々な人々から口々に勧誘され混乱する。 こんな『とある魔術の禁書目録』の第一話は嫌だ!!orこんな最終話は嫌だ!! タイトルの通り、「架空の第一話か最終話」をテーマに書かれたパロディ番外編。電撃h&pは「こんな第一話は嫌だ」という「h(はじまり)パート」と「こんな最終話は嫌だ」という「p(ピリオド)パート」に分かれているが、本作は「?(はてな)パート」と銘打たれ、一見どちらなのか分からなくなっており、作中では登場人物達が第一話なのか最終話なのか推理しながら進行するという構成になっている。パロディ番外編の中で最もメタ要素が強く、ハチャメチャな展開の作品である。なお、14巻刊行当時の作品であり、登場人物や描写もそれに準じている。7月19日、上条と美琴は第7学区の鉄橋の上で対峙し、1巻の再現をしようとしていた。しかし直後に乱入してきた神裂によって、ここが「1巻から1年後の7月19日」の最終巻の世界である可能性もあると示唆される。その後、互いに自らの出番の不遇さに怒る美琴と神裂が大激戦を繰り広げているのを尻目に、上条は順を追ってこの世界が1巻なのか最終巻なのか推理していく。
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