全日本空手審判機構とは
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「日本格闘競技連盟」の記事における「全日本空手審判機構とは」の解説
全日本空手審判機構(JKJO)はフルコンタクト空手の大会での判定、審判の基準の統一を目標に2003年6月結成された。「機構」であり「組織」ではない。したがって「上下関係や利害関係は発生させない」のがコンセプトである。非常に数多くの団体・流派が参加しておりその中から知名度の高いと思われるものだけを選ぶと(順不同) 芦原会館 (創始者芦原英幸) 極真会館浜井派(総裁存命時の極真会館石川支部。浜井識安師範。浜井師範は増田章などを育てた名伯楽。(増田は当機構には参加していない)) 芦原会館東京本部西山道場 極真会館安斎道場(総裁存命時の極真会館福島県南支部。遺族派→手塚グループ→極真会館安斎派。安斎友吉師範) 極真会館坂本道場(城南川崎支部廣重道場→極真会館松井派→超党派(全日本極真連合会)→独立→極真会館坂本派。坂本恵義師範) 空手道MAC 実戦武道空手武心塾(加藤丈博師範。城西→極真三和道場→独立、パンクラス、プロボクシング。UFCで活躍する五味隆典とは(前掲木口宣昭の)木口道場での後輩という関係を持つため、現在、空手の師匠として五味に空手を教えている) 空手塾(田前純三師範。正道会館→独立) 他にも有名な流派が多数参加しているが略す。機構は、機関誌『オス!カラテ!』を刊行している。2009年11月8日に機構としての全国大会「全日本空手道選手権大会」を初めて開催した(東京)。第2回大会は2010年12月26日開催決定。 しかしこれらの団体が一つの機構を結成したことは非常に衝撃的なことである(特に経緯から、結成前から孤高を保ってきた芦原会館。極真会館は末端に至るまで芦原との付き合いを禁じられ、芦原会館も石井和義の裏切りなどによりどの流派とも付き合おうとしなかった。加えて、内部であっても試合をしない空手団体として知られてきた。先代芦原英幸は著書『空手に燃え空手に生きる』のなかで将来の大会を否定せずただ時期尚早として生前は行わなかった)。 そしてこの全日本空手審判機構が日本格闘競技連盟に加入したのである。その結果、緑・三瓶らの新極真会と同連盟において、間違いなく大同団結しているのである(緑・坂本はかつて城南廣重道場だが総裁没後異なる道を歩いた。また三瓶・安斎は福島県という同じテリトリーを取り合った)。まさしく当連盟によって空手の歴史が変わった。 当機構発足後も個々の流派内の都合によって破門・除名の応酬という不幸な分裂の歴史が止まったわけではない。それでも過去と比較すれば格段に風通しがよくなっている。
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