全日制コース(基本科・本科・研究科)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 14:47 UTC 版)
「ミュージックスクールウッド」の記事における「全日制コース(基本科・本科・研究科)」の解説
本格的に音楽業界のプロを目指したい人のために全日制のコースが設けられている。原則、平日の11:00~15:30の間で授業が組まれ、1回あたりの授業時間は30分・60分・90分のいずれかとなっている。 このコースでは、音楽(または音楽業界)に直接関係のない授業は全て排除し、僅か1年間で多彩なカリキュラムを学べるシステムとなっている。1年間といっても、夏休み等の長い休暇も含めた42週授業が行われ、個人レッスン(マンツーマンの授業)は全学科で週2回(年間84回)必ず行われるため、他校の1.5倍近くの週にして音楽大学の3~4年分に匹敵し得るレッスン量と、充実したカリキュラム構成となっている。メインは本科となっているが、音楽経験の浅い初心者には1年で本科入学レベルの技量を習得できる基本科が設けられており、多くとも2年間でプロのレベルに達することが可能となっている。また、本科修了後更に学びたい人のための研究科も設けられている。このようなカリキュラムであるにもかかわらず、授業料は他校に比べて安いが、これらは専門学校にしないことや退会者が少ないこと、また必要以上に華美なパンフレットや無駄な施設、派手な宣伝などをカットすることによって実現が可能となっている。 カリキュラムの内容についても幅広く、例えば作曲本科では「音楽理論関係」「楽器演奏実技」「メカニック(DTM、シンセサイザーなど)」の習得を三本柱とし、楽器はDTM打ち込みのためのキーボードがメインとなるが、アレンジに必要なギターやベースに実際に触れられる授業や、ヴォーカルの授業も取り入れられている。他の学科でも違う楽器に触れたり、ヴォーカル・作曲・DTMを学べるようなシステムとなっている。また、ライブやレコーディングの実習の授業も取り入れられており、学科の垣根を越えて交流したり、チーム(またはバンド)を組んだりすることが可能である。 また、生徒の年齢幅が広く、大学卒業生や社会人なども多く通っているので、年齢層は音楽専門学校と比較すると高い傾向にある。勿論、学生が音楽のプロを目指しながら高校或いは大学卒業の資格を取ることも可能で、そうした生徒を対象に「W(ダブル)スクールコース」も設けられており、学校法人タイケン国際学園(日本ウェルネス高等学校および日本ウェルネススポーツ大学)と連携した高等部・大学部が設置されている。 尚、ウッドでは入学希望者を対象とした学校説明会が毎月開催されており、予約は必要なものの、無料で参加可能である。学校についての説明や体験レッスンのみならず、富田文雄講師が音楽業界の仕組みやプロデビューについての解説を行う「デビューセミナー」を受講することができる。
※この「全日制コース(基本科・本科・研究科)」の解説は、「ミュージックスクールウッド」の解説の一部です。
「全日制コース(基本科・本科・研究科)」を含む「ミュージックスクールウッド」の記事については、「ミュージックスクールウッド」の概要を参照ください。
- 全日制コースのページへのリンク