全国区大学という特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:09 UTC 版)
「都留文科大学」の記事における「全国区大学という特徴」の解説
学部生の出身地は地元都留市が約1%程度、山梨県に広げても約10%であり、残りの約90%近くは他のさまざまな都道府県から学生が集まる全国区大学である。また大学には寮がないため、学生の9割近くが都留市内の大学周辺に下宿(ワンルームマンションを含む)をしている。この全国区型の傾向は都留短期大学時代から既に見られた。それは1950年代後半に全国の国立大学が2年制の教員養成課程を廃し、4年制に一本化しはじめたことによるもので、2年で教員資格が取れる都留短期大学は地元山梨県はもとより北海道から沖縄県まで全国から学生が集まった。 さらに全国区型の特徴の要因となっているのは、4年制移行直後の1961年(昭和36年)3月の入学試験から全国の大学に先駆けて、全国各都市に試験会場を設ける地方試験の導入である。これは当時の国公立大学はもちろんのこと、私立大学を含めても類を見ないものであった。以前から公立大学は国立大学と別日程であったこともあり、この地方試験によって教員志望者が「地元の国立大学の次に志望する大学」という地位を築いていった。 現在、学部の入試は大きく分けて推薦入試と一般入試が行われており、一般入試は国立大学と同じ「前期日程」と公立大学独自の「公立大学中期日程」(旧C日程)の分離・分割方式で行われている。試験会場は2015年度(平成27年度)は一般推薦入試が全国15都市(旭川、函館、盛岡、仙台、東京、都留、新潟、富山、名古屋、大阪、岡山、高松、福岡、鹿児島、那覇)、一般入試(中期日程)が全国12都市(札幌、仙台、東京、都留、富山、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇)で行われた。 本部棟(2009年12月撮影) 右から本部棟・1号館(2009年12月撮影) 右から本部棟・コミュニケーションホール・1号館(2009年12月撮影) 大学入口(2009年12月撮影) 都留文科大学附属図書館(2009年12月撮影) 1号館(2009年12月撮影) 1号館(2015年6月撮影) 2号館(2009年12月撮影) 3号館(2009年12月撮影) 4号館(旧附属図書館)(2009年12月撮影) 美術研究棟(2009年12月撮影) 自然科学棟(2009年12月撮影) コミュニケーションホール(2009年12月撮影)
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