党主席
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民進党が下野した直後の党主席選で対抗馬の辜寛敏や蔡同栄に圧勝し、2008年5月21日、第12代主席に就任した。代理で就任した人物を除くと、民進党初の女性党首である。同年11月に民進党選出の元総統陳水扁が資金洗浄疑惑で逮捕された際には党主席として国民に謝罪し、「党は陳に関する疑惑を隠蔽することはない」と述べた。国民党の馬英九政権の親中政策への批判が高まる中、蔡の下で民進党は2009年中華民国地方選挙で党勢を盛り返した。2010年5月、第13代主席に再選。11月に実施された地方選挙の一つとして行われた新北市初代市長選挙に出馬するも、国民党の朱立倫に惜敗した。 2012年1月14日実施の総統選の民進党公認候補として、再選を目指す国民党の現職の馬英九と次期総統の座を争ったが敗れ、投開票が行われた14日夜に党主席辞任を表明、3月1日付での辞任を了承された。 2014年3月15日、党主席選挙への立候補を表明した。現職の蘇貞昌と有力候補の謝長廷がひまわり学生運動の影響を受け立候補を取り下げたため、党主席に選出された。2014年中華民国統一地方選挙での躍進により党内基盤を確立し、2015年2月15日に次期総統選候補者に選出される。6月には米紙『タイム』アジア版の表紙を飾り、独占インタビューも掲載された。10月、日本を訪れ、日本政府高官や与野党幹部らと会談を行った。 2016年1月16日、2016年総統選で国民党の朱立倫、無所属の王如玄、親民党の宋楚瑜、民国党の徐欣瑩を破り、初当選を果たした。得票数2位の朱立倫に300万票以上の大差をつけての圧勝であり、台湾初の女性総統となる。 2018年11月24日、統一地方選挙での敗北の責任を取って党主席の辞任を表明。
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