使用者の銃の腕前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 14:20 UTC 版)
ハーロックとエメラルダスの腕前は、松本零士の作品世界でもトップクラスの腕前である。ただし、両者は重力サーベル(サーベル銃)とそのガンモードを使用することが多く、ハンドガンで戦うシーンはあまり描かれていない。 鉄郎はメーテルと出会うまで銃の取り扱い経験がないこともあり、「戦士の銃」所有者というイメージに反して戦績はあまり良くない。相手に先に抜かれ銃を取り落とすこともしばしばである。彼が受けた正式に近い訓練は、「プロフェッショナル魂」における「早撃ちのプロフェッショナル」によるものだけである。また、車掌は「ざんげの国」(TVアニメ版では第19話)で戦闘ホバーを一発で撃ち落して鉄郎とメーテルの窮地を救ったほか、TVアニメ最終回の第113話では、車掌は鉄郎からこの銃を借りて、鉄郎の手足を拘束している手錠と足枷の鎖を切るなど、意外と銃の扱いがうまい。 鉄郎は初期では専用のホルスターを使っていたが、後には腹に抜き身の銃を放り込んでいる図がしばしば見られた。とはいえなくしたわけではなく、使ったり使われなかったり、というほうが正しい。また、当初は手にした銃を撃ち落とされるなど、いささか心もとなかった銃の腕前も旅を進め実戦を重ねるにつれて腕が上がっている描写がしばしば見られるようになっていった。 エターナル編で専用のホルスターが復活し、メタノイドの中でも有数の戦士である地獄の聖母騎士ヘルマザリアを1対1の決闘で見事打ち倒していることから、この時点では銃の腕前は格段に上昇していることが垣間見える。 製作者の大山トチローは日本刀(仕込み杖)や重力サーベルなど刀術では並ぶものがいないほどだが、射撃の腕に関してはあまりよろしくないようで、これは自分でも認めている。一説(他の松本作品の別のトチロー)によると、銃の腕が劣るのはド近眼に加えて手が小さいため、との説もある。ただし、ゲーム『松本零士999』ではトチローを操作して機械伯爵やニセハーロックと銃撃戦を行うシナリオが存在する。
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