使用者が行った改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 17:12 UTC 版)
「RJX-601」の記事における「使用者が行った改造」の解説
ダイヤル校正用水晶の交換 ダイヤル校正はで29MHzで水晶発振し、第1中間周波数の21MHzと混合して50MHzの位置で行う設計がなされていた。しかし、目盛が100kHz間隔でありダイヤルのバックラッシュも大きく、特にFMの呼出周波数であった51.0MHzに確実にゼロインさせるには非常に難しかった。そのため水晶発振周波数を30MHzにすれば、51.0MHzで校正されるために主にFM運用者が多数行った。 トランスバーター化 送受信部の構成は送信:21MHzの局部発振にVFO出力を加え、50MHz帯出力を得る。 受信:50MHz帯の信号をVFOと混合し、21.0MHzの第1中間周波数に変換し、さらに21.455MHzの第2局部発振を加えて455kHzの出力を得る。 これは21MHzに周波数を固定したトランシーバーに周波数可変型トランスバーターを付属した構成である。したがって、HF帯トランシーバーの21MHz出力をRJX-601に入力して、SSB・CWモードでの運用を可能にする改造である。 周波数デジタルカウンター接続 ダイヤルの目盛が100kHz間隔であったのでより詳細な周波数を知るために周波数カウンターを接続する。 受信プリアンプ追加 当時としては広帯域の4MHzフルカバーであったために全体的に感度が悪くプリアンプを追加して対処した。 10Wリニアアンプ内蔵化改造 乾電池スペースに内蔵するためポータブル使用は困難となるデメリットから、固定機として使用する制約があった。 VFOのPLLシンセサイザ化 本機のVFOは発振周波数の精度・安定度が悪いために周波数変動が大きくなる欠点があり、改善目的から1980年代以降に本改造を施工する例が見受けられた。ただし本改造には高度な技術を要する。 フォックスハンティング仕様への特化 シールド強化や減衰器内蔵などをはじめとする改造。 短波ラジオ化 LED式FMセンターメーター追加
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