仲直り〜活動再開
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活動休止前後にはメンバー間で行き違いもあり、特に盟友関係と言っても良かった大槻と内田は、その後「特撮」内で対立して内田が脱退するなど一時絶縁に近い状態となってしまう。しかし 大槻と橘高の所属バンド同士が競演する。 内田と本城の主催イベントに橘高が参加し、「一夜限りの復帰」と銘打ってセッションを実施。 大槻・内田双方と交友があった元アンジーの水戸華之介が大槻のイベントにゲスト出演した際に内田を登場させて仲直りの場を設けた(もともとは大槻が水戸に内田への出演交渉を依頼。水戸は辛うじて内田の電話での出演を取り付けた形にしておいて、当日電話しながら内田が登場するというサプライズを演出)。 など、徐々に関係を修復していった。共演の際に筋肉少女帯の曲が演奏されることもあり、大槻と内田に至っては「仲直り」自体をイベントのネタとして使用するまでになる。 2006年にはかつて大槻がケラ、内田と結成していたユニット空手バカボンが突如復活しライブを行った。さらに大槻と橘高が三柴らのサポートを受けて「大槻ケンヂと橘高文彦」と称するコンビを組み、筋少ファンを公言する滝本竜彦原作・大岩ケンヂ作画のテレビアニメ『N・H・Kにようこそ!』に楽曲を提供。大槻、橘高参加時の往年の「90年代の筋少」サウンドを髣髴とさせる楽曲となった(シングル盤には筋少時代の楽曲「踊るダメ人間」のセルフカヴァーも収録されている)。 同年4月から7月にかけて『週刊アスキー』誌上において大槻が『筋肉少女帯物語』第1部を連載。大槻本人が明記しているようにフィクションのキャラクターも登場する「小説」なのだが、当時のメンバーらの許可の元に、バンドブームに巻き込まれ、急激に人気バンドになってしまった彼らを取り巻いていた状況なども語られている。 そして小説第1部の最終回掲載直前の7月22日。恵比寿で行われた「大槻ケンヂと橘高文彦」のライブに、サプライズゲストとして内田と本城が登場。大槻と橘高の筋肉少女帯再加入と、4人で同年12月28日に筋肉少女帯のライブを行うことが発表され、凍結状態であったバンドは8年ぶりに復活を果たした(小説第1部のラストでも、大槻が復活を宣言)。 メジャーデビュー時と同じトイズファクトリーに所属することとなり、2007年3月にベストアルバム『筋肉少女帯 復活究極ベスト 大公式』が第一弾として発売された。 同年9月にはおよそ10年ぶりのオリジナルアルバムとなる『新人』を発売。 2008年9月21日に14年ぶり、単独では5度目となる武道館公演を行った。 2013年4月、徳間ジャパンコミュニケーションズへとレコード会社を移籍。同社のレーベル、ジャパンレコーズより作品をリリースする。 2018年6月20日、メジャーデビュー30周年を記念し、MCAビクター、マーキュリーミュージック在籍(どちらも現ユニバーサルミュージックジャパン)時代の4作品(『レティクル座妄想』~『最後の聖戦』)を、ボーナストラックを加えSHM-CD化・全曲リマスタリングを施し再発売。また、VHSでしかリリースされていなかった映像作品『science fiction double feature〜筋肉少女帯 Live & PV-clips〜』についても、DVD化し再発売した。
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