代表的なツカミ・ボケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 04:40 UTC 版)
「東京ダイナマイト」の記事における「代表的なツカミ・ボケ」の解説
漫才・コント問わずネタ中に独特なツカミやボケを演じることが多く、以下はその代表的な例。 漫才の際、舞台へ登場直後に松田が刀を取り出しながら「刀持ってきたぞー!!」と叫び、ハチミツに窘められる。M-1グランプリ2004の決勝ではこのツカミを披露した。だが松田は刀を抜こうとするも抜けず「二郎ちゃん、これ優勝したら抜けるかもしんねーぞ!」と叫んで、ハチミツから「とりあえずしまっとこうか」とツッコまれた。しかし結果は総合8位に終わり、敗者コメントではハチミツは悔し紛れからか刀をあっさりと抜いてしまっていた。その後、M-1グランプリリターンズ2004へ出演した際に冒頭でこのツカミを披露してハチミツは「俺、刀に嫌な思い出あるから」「滑った所までリターンズしなくていいから」と冷静にツッコんでいた。 以降、M-1では2005年から2008年まで毎年敗者復活戦に出場する度に必ずこのツカミをやっていた。しかし回を重ねる毎に松田はハチミツから「毎年コレで滑ってんだろ」「真剣勝負なのに模造刀持って来てんじゃねぇ」などと厳しくツッコまれ、早々に刀を取り上げられていた。なお、2008年度では2人とも刀を持って登場していた。2年振りに出場した2010年の敗者復活戦でもこのツカミを披露していた。 M-1グランプリ2009の決勝及び2015・2016年大会の敗者復活戦では刀を使わなかった。 ほとんどの漫才師は舞台に登場する際、冒頭で「どうも、○○です」と名乗ってから漫才に入るのが基本であるが、2人の場合はネタをある程度進行させてから、そのネタの途中で唐突に「どうも、東京ダイナマイトです」と自己紹介するという特殊な形式が多い。これは漫才・コント両方で行っている。しかしM-1グランプリ2009の決勝ではこのツカミは行われず、冒頭でも自己紹介はされなかった。 漫才の冒頭で松田が川島明(麒麟)のものまね(「麒麟です」)をする。その際、ハチミツは「麒麟って言っちゃったよ!」「あなたが麒麟って言ってしまえば僕は否定する気持ちはありませんからね」などと返す。 松田がハチミツに何かを喋りかけながらセンターマイクに向かい、それにハチミツがツッコんでから漫才を始めるというツカミ。このツカミはM-1グランプリ2009決勝で行われ、審査員の松本人志(ダウンタウン)から賞賛された。後に同じく審査員であった渡辺正行も自身のブログでこのツカミを絶賛している。 2人がそれぞれプライベートで離婚(後述)して以降は、冒頭でハチミツが松田に「君、バツイチらしいね」と語りかけて松田が「お前もバツイチだろ」とツッコみながらハチミツの頭を叩くというツカミが多い。THE MANZAI2013の決勝やM-1グランプリ2015・2016の敗者復活戦でもこのツカミを披露していた。2017年現在ではこのツカミをやってから漫才を行うことがほとんど。ハチミツと松田の役割が逆であるパターンもある。 結成当初は2人が客席に向かって満面の笑みをこぼして終わりというオチが多かった。2017年現在ではそのようなオチは減少傾向にある。 松田の良い声を活かした歌ネタ(例:歌詞の「涙」の部分を「味噌汁」に変換して幸せな歌にするネタ)。その際、松田は変わった仕草や癖のある歌い方をしながら披露するためハチミツからツッコまれる。 「シリビアの泉」(「『トリビアの泉』のパロディ)。内容は松田が本家「トリビアの泉」風に「皆さんが知っている情報を改めてお届けする」というもの(例:「ソースや醤油などの袋に こちら側のどちらからも切れますと書いてあるが たまに切れない」「瀬川瑛子の髪型はかっこいい」など)。シリビアを聞いてハチミツは「知ってるよ」とツッコむ。 「(ガムを噛んでいるのをツッコまれて)ガムじゃねぇよ、ミノだよ」と返すボケが様々なネタに導入されている。また松田が『はじめてのおつかい』を「ガキの使い」と呼んでいるボケもよく見られる。
※この「代表的なツカミ・ボケ」の解説は、「東京ダイナマイト」の解説の一部です。
「代表的なツカミ・ボケ」を含む「東京ダイナマイト」の記事については、「東京ダイナマイト」の概要を参照ください。
- 代表的なツカミ・ボケのページへのリンク