代表的なタマリアン人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:16 UTC 版)
「タマリアン人」の記事における「代表的なタマリアン人」の解説
デイソン 惑星連邦とコミュニケーションを図る使命を受けて、連邦との境界に近いエル・アドレル星系に現れたタマリアン艦の艦長。ジャン=リュック・ピカード大佐指揮のエンタープライズDと接触し交流を試みたが、互いの言語を理解する事が出来なかった。そこでデイソンは「タナグラのダーモクとジラード」の様に、惑星連邦の人間と困難を共にすれば相互理解が生まれるのではないかと考え、エンタープライズDのブリッジからピカード大佐を転送で拉致し、凶暴な猛獣(体に高エネルギーを纏っている上に天然の遮蔽能力を備えている)が生息するエル・アドレル4号星に連れて行き、危険な惑星上で二人きりで過ごすという強硬策を、タマリアン艦副長の反対を押し切り決行した。デイゾン艦長はピカードにもナイフを渡そうとするが、ピカードは猛獣が現れるまで決闘の申し込みかと思い当初は進展がなかなか見られなかったものの、地表でのアウトドア生活や猛獣との戦いを通してピカードにタマリアン人の言語が比喩で成り立っていると理解させる事に成功した。しかしデイソンは猛獣に負わされた傷が元で、ピカードの語る故事や比喩に耳を傾けながら命を落とした。程なくタマリアン艦とピカード転送回収を強行したエンタープライズは交戦状態に陥ってしまうがピカードの転送収容に成功。すぐにブリッジから通信チャンネルを開き、デイソンとピカードが意思疎通に成功した事をタマリアン艦の副長に伝える。戦闘は収まりピカードは副長に遺品のナイフとデータパッドを返そうと差し出す。データパッドのみが転送で回収され、「(ナイフはいいのか?)」の様に再度差し出すが副長は「(それはいい)」との様にジェスチャーで伝え、タマリアン艦は去って行った。 以後、タマリアン艦の副長は二人を讃え「エル・アドレルのピカードとデイソン」という新しい慣用句を作り出した。 なお、デイソンを演じたのは、映画『スタートレックII カーンの逆襲』でU.S.S.リライアント(ミランダ級)のクラーク・テレル艦長を演じた、ポール・ウィンフィールドである。
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