仏教の日とは? わかりやすく解説

仏教の日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/23 09:18 UTC 版)

仏教の日(ぶっきょうのひ)は、世界五大陸47か国において、釈迦(ゴータマ・シッダッタ)の生誕を祝う仏教行事である。

釈迦が旧暦4月8日に生誕した伝承に基づいている。

日付

仏教は伝播の過程で、大きく南伝仏教(上座部仏教)北伝仏教(大乗仏教)に分かれたが、釈迦の生誕日も両者で大きく異なっている。

南伝仏教では、ウェーサーカ祭にあたり、この日は釈迦の誕生・成道入滅が起こった日とされている。[1]

北伝仏教では、中国に仏教が伝来した際、インド暦2月15日がグレゴリオ暦に読み替えられ、4月8日が釈迦の生誕日とされたと考えられている。[2]

由来

2014年12月に行われた、第6回全世界仏教サミットにおいて、仏教徒の結束と仏教興隆のために世界共通の日を設けることが提唱され、4月8日を世界共通の日と決議したことに始まる[3]

1999年に認定され、2004年より始まった、国連ウェーサクの日祝祭とは異なる行事である[4]

「仏教の日」旗

左側には、仏教の教えが弘まることを表す法輪と、釈迦が六つの牙を持つ白象に乗って生母摩耶夫人の母胎に入ったという伝承により、白象のイメージを配している。

右側には、国際的に仏教を象徴する旗として認知されている仏旗を配している。

旗のデザインは、2015年4月8日、第1回仏教の日開催にあたり、全世界仏教サミット日本国実行委員会により定められた。

世界各国での開催

第6回全世界仏教サミットの決議により、世界五大陸47か国にて開催されている。

脚注

  1. ^ 「ベーサカ祭」『改訂新版 世界大百科事典』平凡社、2014年12月
  2. ^ 中村元著『原始仏教―その思想と生活』日本放送出版協会、1970年3月
  3. ^ 仏教の日 公式ホームページ>仏教の日について
  4. ^ 世界連邦日本仏教徒協議会公式ホームページ
  5. ^ 2015(平成27)年4月9日付 毎日新聞・神戸新聞・奈良新聞 朝刊
  6. ^ 2016(平成28)年4月9日付 毎日新聞・神戸新聞・奈良新聞 朝刊
  7. ^ 報道記録一覧 2017年 of International Buddhist Day”. International Buddhist Day. 2018年4月5日閲覧。
  8. ^ 仏教の日 of International Buddhist Day”. International Buddhist Day. 2019年3月6日閲覧。
  9. ^ 報道記録一覧 2018年 of International Buddhist Day”. International Buddhist Day. 2019年3月6日閲覧。
  10. ^ 仏教の日「佛教之王堂2019」 of International Buddhist Day”. International Buddhist Day. 2019年5月21日閲覧。
  11. ^ 報道記録一覧 2019年 of International Buddhist Day”. International Buddhist Day. 2019年5月21日閲覧。

関連項目

外部リンク


仏教の日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 15:24 UTC 版)

念佛宗三寶山無量壽寺」の記事における「仏教の日」の解説

詳細は「仏教の日」を参照 世界5億1千万人の仏教徒のために2014年12月9日から11日まで佛教之王堂カンボジア王国ノロドム・シアヌーク国王陛下国際佛教記念ホール」にて開催され第6回佛教サミットで、世界41か国の仏教指導者集結し全員一致採択され仏教の祖である釈迦生誕日を記念して作られた日。 (念佛宗三寶山無量壽寺佛教之王堂」における参詣人数第一回仏教の日(2015年4月8日参列者数 約12万人 第二回仏教の日(2016年4月8日参列者数 約13万人 第三回仏教の日(2017年4月8日参列者数 約136千人主賓カンボジア王女ノロドム・アルンラズメイら5人) 第四回 2018年4月8日(日) 参列者数 約148千人主賓カンボジア国王ノロドム・シハモニ六人来賓スリランカ国会副議長夫妻カンボジア宗教大臣夫妻など) 第五回 2019年4月8日(月) 参列者数 約10万7千人主賓ウガンダ副大統領エドワード・キワヌカ・セカンディ、来賓ウガンダ トロ王国 国王皇太后ウガンダ コーキ王国 国王皇后など) 世界47カ国では当日それぞれ「仏教の日」のお祝い開催される日本では念佛宗総本山佛教之王堂開催される当日は、灌仏式かんぶつしき)・灌頂式かんじょうしき)・数百名の稚児行列開催され毎年日本全国から十数万人訪れる。

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